2015年頃から言われ始めた「恋愛ドラマは流行らない」という定説を見事に覆した放送中のドラマ「silent」(フジテレビ系)。現在、木曜夜10時枠で放送されているが、ネット上では「以前なら月9で放送される内容」と指摘する声が多いようだ。
しかし、フジテレビは前クールの同枠も中島裕翔主演の恋愛ドラマ「純愛ディソナンス」を放送。そのため「恋愛ドラマといえば木10」と呼ばれるようにするべく、今後も同枠では恋愛ドラマが続くと予想する声が多いようだ。
「『silent』が注目されるのと同時に、1995年放送の豊川悦司と常盤貴子がW主演したドラマ『愛していると言ってくれ』(TBS系)を観たがる声が急増しているようです。7歳で聴覚を失った豊川演じる画家の榊と、常盤演じる健聴者で女優の卵である紘子との恋は、まだスマホやSNSがなかった時代だったため、FAXでやり取りをしたり、直接会いに行ったりと、お互いの気持ちを伝える手段がとてもアナログでした。しかし、そのアナログでもどかしいところが『逆にエモい』と感じる10代、20代の若者が少なからずいるようで、見てみたいという声が相次いでいます」(女性誌記者)
10月30日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出演した寺島しのぶが「(『愛していると言ってくれ』で榊を演じた)あの時の豊川さんと一緒に芝居してると思ったら芝居できないもん、あたし」「みんな常盤さんに憧れるんですよ、女子は」など、当時の“トヨエツ”を称賛していたが、果たして「silent」も20年以上経っても語り継がれる名作ドラマになるのだろうか。