SMAPの解散決定を受け、ファンクラブ会員には年会費が返金されることとなった。SMAPのファンクラブ会員は延べ100万人と言われ、実際にも数十万人の会員を抱えるものと推定されるが、それほど大量の返金処理をスムーズに行なえるものだろうか。芸能ライターがその裏側を説明する。
「ジャニーズでは数万~数十万人に対する返金処理はお手のものなのです。その理由はライブのチケット販売において、事前入金を抽選参加の条件にしているから。落選者には『返金証明書』という郵便為替が送付され、ファンはそれを郵便局で現金化する仕組みです。今回の年会費返金もおそらく、郵便為替で送られてくることでしょう」
ファンの間からも、返金に関して心配する声は聞かれないようだ。いっぽうでファンの注目は意外なところに集まっているのだという。芸能ライターが耳打ちする。
「それは返金に使われる封筒の色ですね。チケット抽選の当選者には『幸せの水色の封筒』と呼ばれる封筒でチケットが送られてきます。それに対して落選した人には緑色の封筒で『返金証明書』が送付されるのです。もし緑色になった場合、『SMAPファンは落選者ということか!』というクレームが巻き起こるでしょう。かといって幸せの水色では『何の皮肉だ!』という非難も予想できます」
ちなみにSMAPのメンバーカラーは青が中居、赤が木村、ピンクが稲垣、黄色が草なぎ、そして緑が香取となっている。どの色を使っても変な憶測を呼びかねないが、かといって白封筒では事務的すぎるのもまた事実。この局面でジャニーズ側がどんな封筒を使うのか。そんな些細な点にも、事務所側のSMAPに対する気遣いが表れるのだろう。
(白根麻子)