リオ五輪・バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲り、一躍時の人となった“タカマツペア”の高橋礼華選手と松友美佐紀選手。2人の優勝に、市庁舎に「金メダル『高松ペア』感動をありがとう」と書かれた横断幕を掲げ、おおいに盛り上がったのが香川県高松市だ。
「高松市と2人は何の縁もゆかりもありません。“タカマツ”ペアという名前の一致で喜んでいるのです。とはいえ、関係がなくても関係を作る努力は2年前から始まっているんです。14年に『ヨネックス・オープン』で優勝した2人に祝電を送ったり、五輪出場が決まった今年5月には讃岐うどんを送ったりと、熱心に応援を続けてきたのです」(週刊誌記者)
同じ名前というだけで、ここまで応援するのには理由がある。
「今大会、高松市出身のアスリートが出場していなかったのです。こんな形でも世界的なイベントに市をあげて参加することで、スポーツ振興の機運を高めるのはもちろん、町おこしや観光客誘致、町の活性化のために、少しでもマスコミに取り上げられればと考えていたのでしょう」(前出・週刊誌記者)
高松市としては、2人には未来永劫ペアを解消してもらうわけにはいかないということだ。
(伊藤その子)