毎日を楽しく過ごして健康でいるためには、“睡眠の質”を上げることが大切です。そのためにはどうするか? きっと、多くの人は関心があるのではないでしょうか。実は、食事から睡眠を改善する「睡眠栄養」の研究が進んでいるようなんです。
ユーグレナ社主催の『眠りのための栄養摂取に関する勉強会』に登壇した、杏林大学名誉教授で精神科医・内科医の古賀良彦さんによれば、質のよい睡眠は「規則正しい食事」「早寝早起き」「適度な運動」に加えて、「睡眠を改善する食品」を摂取することも大切なんだとか。例えば、睡眠改善に有用とされる食品に含まれる成分には、グリシン、テアニン、トリプトファン、GABA、清酒酵母GSP6、セサミンなどがあるそうです。
また、同勉強会に登壇した睡眠栄養指導士・食育指導士である内藤絢さんは、「夕食では糖質を抑える」ことを勧めています。糖質を摂り過ぎると夜間低血糖が起こり、中途覚醒が起こる原因となる寝汗をかいたり歯ぎしりをしたりするのだとか。これらに気を付けながら摂取したい食品の成分として、内藤さんが例として挙げたものの中から2つを紹介していきましょう。
■トリプトファン
トリプトファンは、豆腐や納豆、味噌、しょうゆなどの大豆製品や、チーズや牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類豆乳に多く含まれています。
例えば、マルサンアイの「豆乳グルト」は国産大豆の豆乳ヨーグルトで、乳製品を摂るとお腹の調子が悪くなるなど乳糖不耐症の方でも問題なく摂取できるそう。コレステロールゼロのため、夕食後でも摂取しやすい食品なんだとか。
■ユーグレナのパラミロン
ユーグレナにしか含まれていない成分にパラミロンがあり、これを含むユーグレナ含有食品は睡眠に役立つことが研究で分かっています。そんな中、ユーグレナ社からサプリメントとドリンク「からだにユーグレナ 睡眠・ストレスWサポート 機能性表示食品」と「からだにユーグレナ マスカット&ハーブ味」が発売されています。
どちらも、作業時の一時的なストレス(イライラ感、緊張感)の緩和と睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を改善する機能に関する機能性表示食品。手軽に飲めるドリンクはマスカットをベースにした味わいで、カモミールやベルガモットが香る、夜寝る前に飲むのにぴったりの優しい味わいなんだとか。
「睡眠栄養」はいま、手軽に取り入れられるようになってきています。今回紹介した食品などを上手に取り入れて、睡眠の質の改善を目指してはいかがでしょうか。