本田翼主演ドラマ「君の花になる」(TBS系)の最終回が12月13日に放送され、平均視聴率は5.4%だった。
本作は、ある事件から高校教師を続けられなくなった仲町あす花(本田)と、崖っぷちのボーイズグループ「8LOOM」7人の成長を描く。8LOOMが生活する寮の寮母となった仲町は、彼女が勤めていた高校の元生徒・佐神弾(高橋文哉)と再会。やがて惹かれ合うようになる。
8LOOMの人気が上昇してきた矢先、2人の親密そうな写真がネットに出回り、仲町は寮から出ていくことに。この出来事がきっかけで、メンバーの仲はぎくしゃくし、初の全国ツアーを最後に解散を決断。それを聞いた仲町は、寮に赴きメンバーを集めるのだった。
このシーンで仲町が「8LOOM、屋上集合」と言うシーンには、視聴者から「あくまで寮母やろ、屋上集合とか何様」「寮母がどういうつもりでグループの方針に口出すんよ」など不快感を表す声が。さらに、1人1人と握手しながら、自身の思いを伝える場面では「なんか金八先生みたいになってきた」「単なる寮母なのに、まるで先生と教え子みたいになってる」「壮大なコントかよ」「茶番だな」などのコメントが飛び交った。
「8LOOMは今作のために結成された期間限定のグループで、実際にライブやイベントも行ってきました。最終回で“解散”しようと決意していたのを、最後の舞台で“撤回”。つまり、8LOOMとしての活動は続けていくということなんでしょう。視聴者は、壮大な茶番を見せられていたような感覚になったようです」(テレビ誌ライター)
「主演の寮母はいらない。純粋に8LOOMの成長物語だけが観たかった」という視聴者の声は、制作サイドに届かなかったようだ。