昨今話題のスウェーデン出身の女性漫画家、オーサ・イェークストロムが日本へ来るきっかけとなったのが、アニメ「美少女戦士セーラームーン」を偶然見たことにあったという。
実はセーラームーンは、海外で非常に人気を博しており、あの独特のコスチュームに身を包む海外コスプレイヤーの存在は、テレビなどで一度は目にしたこともあるのではないだろうか。
その人気の理由は、もちろん「可愛い女のコが短いスカートで活躍するから」という見方もあるが、それ以上に海外では、女性が主人公で可憐にカッコよく悪を退治するような漫画やアニメは珍しいのだという。これが多くの海外ファンを魅了する要素になっているようだ。
また、よくあるアニメとは違い、恋愛や友情といったサブストーリーもメインストーリーに負けないくらい繊細かつ巧妙、厚みを持って描かれており、そういった点もまた、海外ファンをうならせる理由だといわれている。
今年20周年を迎え、最新作が地上波放送されたセーラームーン。世界から注目を集めるアニメとして、新たな視点で鑑賞するとおもしろいかもしれない。