SMAPのデビュー25周年記念品として、ファンクラブ(FC)会員のもとにはFC限定写真集が届き始めている。150ページ超の豪華な写真集に感激するファンも多いが、批判の声も少なくない。都内の会員は9月14日に受け取ることができたが、21日現在、地域によって未着が生じているのも一因だ。
「都内と北海道で到着日に1週間も差があるなんて! それでも楽しみにしていたのですぐに中身をチェックしましたが、メンバーのコメントは一言もなし。CDのジャケ写やフォトをまとめただけで“25周年”の文字も“解散”の文字もなく、一体何の記念品なのかと思いました」と語るのは20日に写真集を受け取った札幌市在住のFC会員だ。
内容に満足していないファンが多いことを物語っているのか、早くもネットオークションには山のようにこの写真集が出品されている。地域によってはまだ受け取っていない会員がいるにもかかわらずだ。
14日に写真集を受け取ったという都内在住のFC会員はこう話す。
「なんだか“これでおしまい感”が出まくりなんですよ。辛くて中を見たくないというファンもいるんじゃないでしょうか。私もパラパラと眺めただけで閉じてしまいました。手放してしまうのもわかる気がします」
21日朝、FC会員の元には年末に発売されるSMAPベストアルバムに収録する曲のリクエストを募るメールが届いたが、協力するファンはどれだけいるのだろうか。ファンが一番聞きたいのはメンバーの声。協力を呼びかける前に、もう少しファンの心に寄り添った対応が必要なのではないかとの声も聞こえてくる。
(笠松和美)