木村拓哉主演の月9ドラマ「風間公親‐教場0‐」(フジテレビ系)の初回が放送されたのは去る4月10日。この日の放送終了間近にツイッターの世界トレンド1位を獲得するなど、大きな話題となったが、中でも大きくクローズアップされているのは、木村と初共演となる新垣結衣だ。
このドラマは、作家・長岡弘樹氏の「教場」シリーズをドラマ化。2度のスペシャルドラマを経て今作では警察学校に赴任する前の風間が刑事指導官として新人刑事を指導。その新人刑事の1人を新垣が演じているのだ。
「新垣は、小学4年生の娘がいるシングルマザーの隼田聖子を演じています。“風間道場”初の女性刑事として選ばれるも、内心は刑事の仕事と娘との生活の両立に苦悩するという難しい役どころで、今作のオファーを受けた新垣自身も『あの緊張感の張り詰めた世界に飛び込むのかと思うと、少々恐怖も感じた』と正直な気持ちを明かしていました。今回初共演となる木村については『風間公親がまとう独特の空気感や説得力、眼光を目の当たりにして、いつも圧倒されています』とコメントしています」(女性誌記者)
新垣にとってフジ系の「月9」ドラマは、2017年の「コードブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐」以来6年ぶり。大ヒットドラマ「逃げる恥だが役に立つ」(TBS系)では主演を務め、一大ムーブメントを巻き起こしたが、2018年の「獣になれない私たち」(日本テレビ系)以来、主演ドラマは作られていない。
「近年は主演というよりも、『親バカ青春白書』(日本テレビ系)で演じた亡きヤンママや、昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)で演じた北条義時(小栗旬)が愛した八重など、視聴者の印象に残る役どころを選んでいるように思います。今作を手掛ける渡辺恒也プロデューサーは、『現場経験のある現役警察官という役を説得力を持って表現できる方』として隼田聖子役を当て書き。現場で新垣演じる聖子と接するたびに、『そのひたむきさやまっすぐさにどんどん引き込まれていく』と期待する胸の内を明かしています」(芸能ライター)
あえて主役にこだわらず、女優としてのキャリアを積み重ねる新垣。演技派女優として成長して、再び華やかな主演を務める日も楽しみになってくる。
(窪田史朗)