この前まですっごく寒かった気がするけれど、一気に初夏!梅雨前に気温がグングン上がっちゃう日本では、昼はそうめんでしょ、ということが多くなるのでは?そして8月ぐらいになると、食べ飽きてくるのは毎年のお約束。ということで、KALDIで売っている、そうめんに合うはずの、気になるボトル3種を購入して食べ比べてみました。
まずは「直七オリーブオイルつゆ」408円(写真右)。直七とは高知県のすだちで、高酸柑橘の中でも香りや酸味、苦味といったバランスが非常にとれたものとのこと。原材料は異性化液糖(国内製造)、たん白加水分解物、ガラスープ、植物油脂、食塩、しょうゆ、りんご果汁、すだち果汁など。異性化液糖とは、果糖とブドウ糖を主成分とする糖で、たん白加水分解物とは、アミノ酸混合物、いわゆる化学調味料。オリーブやすだちより、いろんなものが入っている気がちょっとする。
味はオリーブオイル強めの軽やかなおいしさ。パッケージに〈素麺やうどんはもちろん、マリネやドレッシングとしてもお使いいただけます〉と書かれているように、アレンジの範囲が広そうな、つゆなのにドレッシング感のある味わい。一瞬、“あれ、これってそうめん?エンジェルヘアーパスタ?”みたいな錯覚を呼び起こします。そうめんのイタリア化? という感じです。
「直七オリーブオイルつゆ」がイタリアンなら、エスニックアジア感を感じるのが「オマール海老めんつゆ」278円(写真中央)。こっちはエビの旨みがしっかり。カナダ産のオマール海老をエキスにし、トマトやタラゴンで風味づけしためんつゆなんですが、辛くないエスニック風味なのが不思議。とろみもあって、そうめんにしっかり絡んできます。トマトでオマール海老なのに、なぜかアジアでエスニック。そうめんでいいの? ビーフンとか中華麺とかじゃなくていいの? となぜか感じるおいしさ。だし醤油続きのそうめん生活でいきなりこれが出てきたら、全く違うメニューに感じること確実です。
そして買ってから気づいた。「美味シーサーだれ」360円(写真左)は、ラベルの説明にそうめんチャンプル、春雨サラダ、冷やしぶっかけうどんなどに、と書かれていたから、めんつゆなのかと思って購入したけれど、実はこれ、シークヮーサー入りのドレッシング状液体調味料で、めんつゆではない。だけど、そうめんにつけて食べたら、さっぱりしつつ旨みしっかりでおいしい!シークヮーサーが利いていて、レモンのスライスたっぷりの冷やしラーメンに近い味。本来はチャンプルーなどの炒め物にかければ沖縄風! というモノなんですが、そうめんのつけ汁にしてもしっかりとしたおいしさ。冷やしラーメン好きなら、きっとハマる味わいです。
ということで結論。普段のそうめんを、イタリア風、エスニック風、冷やしラーメン風に変えてしまうカルディのボトル3種。サラダのドレッシングなどにもアレンジ可能だし、普段の麺つゆと思いっきり違うので、たまにはこっちにしてみるのもアリだと思います!
(ロドリゴいしざわ)