「あれもこれも高いから、もう少し節約したい。でも、子どもには栄養のあるものを食べさせてあげたい……」
物価高の中でやりくりしようとすると大変さや不安を感じやすいですが、こういう時期に食品を無駄にすることなく上手に活用する習慣を作っておけば、どんなときでも美味しい食卓にすることは可能です。節約の基本は、余計な買い物や食品ロスを減らすこと、ある食材を上手に活用することの2点です。そのためにできることは何か、詳しくみていきましょう。
■食べられる量を購入する
どれだけ節約に励んでも、食べきれずに捨ててしまうようではもったいないですよね。賞味期限もよく見て、購入した分を食べ切れるかどうか吟味しましょう。生ものなどをまとめ買いして新鮮なうちに食べられない可能性がある場合は、乾物や缶詰、冷凍食品などを上手に活用すると食品ロスを減らしやすくなりますよ。
■小分け冷凍で作り過ぎを防ぐ
本当はお肉を半パックだけ使いたいけれど、「何度も調理するのは面倒だから全部入れてしまおう!」と1つの料理を予定外にたくさん作ってしまうと、無理やり食べてお腹を壊したり飽きてしまって食べきれずに捨てることになったりしてしまいます。少ししか残らない場合でも小分け冷凍ができる食材ならば、冷凍保存して次回以降の料理に入れるようにすると、彩りや栄養バランスの整えに活用しやすくなります。
■保存食作りを楽しむ
乾物や漬物、発酵食品などを自宅で楽しめるようになると、旬の時期や安いときにまとめ買いした食材を余らせずに活用し続けることができます。災害時や非常時に備えての備蓄としても活用できますし、ちょっと小腹が空いたときのおやつにもオススメです。
さまざまな食品を手に入れるのが難しくなる時期こそ、その大切さを実感できるチャンスです。無駄にせず、最大限取り入れるための工夫を凝らして乗り切りましょう。
(Nao Kiyota)