5月16日と23日に放送された「関ジャニ∞のあとはご自由に」(フジテレビ系)にゲスト出演したのは女優・松下由樹。
同番組では、ゲストが主演を務めるドラマをゲスト自身が脚本から監督までを務め、関ジャニ∞のメンバーから3人を選び、そのドラマにキャスティングする。そして、本番直前に指名を受けた関ジャニ∞メンバーが、ゲストとともにアドリブ芝居を展開。1週目の放送でそのドラマを放送して、翌週はゲストと関ジャニ∞がドラマを振り返りながらトークを展開するという企画が展開されたが、今回、「初めて脚本を書いた」と明かした松下の作品が実に見事で見応えがあったのだ。
松下が主演、脚本、監督した番組内ドラマ「捜シ者」は、5年前に交通事故で亡くなった弟のカズヤを捜しに家を出ていった母を、サユリ(松下)はSNSで呼びかけ捜索。母から声をかけられたという男3人(横山裕、丸山隆平、村上信五)と喫茶店で会うことになり、意外な展開となる。
松下はセットの色、衣装、座り位置からそれぞれの登場人物の小道具、持ち道具まで細かく決めたそうで、そのことに対し関ジャニ∞5人は「驚いた」とのこと。また、簡素なセットの中で涙をこぼし熱演する松下のことを「本当にすごい」「役に入っている」と感心しきりだった。
「番組では、松下が書いたという脚本の現物がチラリと映ったのですが、アドリブ芝居を展開するための設定が細かく書かれており、関ジャニ∞の5人がなぜ驚いていたのかよくわかりました。これまでに出演してきたゲストの中で、おそらく松下がもっとも緻密な設定を考えていたと思います。松下は演技力に定評がありますが、脚本の根本となるプロット作りでも、その能力の高さを発揮できるのではないかと感じました」(芸能ライター)
良質の脚本を書ける人が少ないと言われている今、松下にはぜひとも脚本の仕事に挑戦してみてもらいたいものだ。