松本潤主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」で、松本演じる徳川家康がその背中を追いかける織田信長を演じている岡田准一。“孤高のカリスマ”で、誰もが恐れる存在だった信長は、実は岡田の本質に極めて近い。現在、主演映画「最後まで行く」が公開中。極限状態に追い込まれる刑事の役を演じ、裏方のアクションコーディネーターを兼務している。
2021年にV6としてのグループ活動を終了させてからは、肉体オタクに拍車がかかっている。もともとフィリピンの伝統武術・カリ、武道家で映画俳優のブルース・リーが開発したジークンドー、修斗の師範の免許を取得しており、道場を抱えて生徒に教えることができる。その知識や経験を生かして、21~22年に放送された武術の教養番組「明鏡止水~武のKAMIWAZA~」(NHK BSプレミアムほか)では、プロ武術家をうならせた。
「最近の興味はもっぱら“回復力”。みずからを『回復ポリス』と呼び、ネットで『リカバリー 最新』で検索する日々だそうです。今は、着用すると疲労が回復するパジャマを体験中。鉱石を混ぜこんだ生地が体温を上げる効力があるそうで、いろんなパターンで試しているらしい」(週刊誌記者)
同時に知識を深めているのは、クエン酸。疲労回復にいいといわれているクエン酸だが、汗や尿で体外に漏れ出る。そのため、体内に溜めこもうと、1日かけて2リットルのクエン酸入りミネラルウォーターを摂っている。
身体のコンディションを整えるヒーリングデバイスの「CS60」も実践中。これは、60兆個ある細胞に磁力を放電させることで、体内の水分の滞りを改善してくれる。実際に動きが良くなり、関節の可動域が広がったようだ。次にトライしたいのは、マイナス180℃の冷気で体の表面を冷やして代謝を高める「超冷却サウナ」だ。
「かねてからのモーニングルーティンは、毎朝1時間の『調整』。まず、自宅にサンドバックがあるので、朝食前に100発入れる。これは『ほぐし』。さらに、ヨガの太陽礼拝をベースにした一連のサイクルを45種類。空き時間があると、格闘技道場で1時間ほど対人のプログラムに参加。これを継続しないと、撮影現場で力を出せないと思っているんです」(前出・週刊誌記者)
インスタグラムでチェックするのは、海外の格闘家。「岡田師範」のあくなき探求のジャーニーは終わらない。
(北村ともこ)