タレントの福田萌のエッセイ本が7月20日に発売される。タイトルは『「中田敦彦の妻」になってわかった、自分らしい生き方』。
内容は夫であるオリエンタルラジオ・中田敦彦との出会い、結婚、出産後のワンオペ生活、コロナ禍に突然決まった海外移住など、結婚生活を中心に10年を超える自身の半生を振り返っている。中田や家族との撮り下ろし写真も収録され、中田との夫婦対談も収録されているという。
福田が、「なにかと物議を醸す男・中田敦彦の一番近くにいた私が、波瀾万丈な家族の10年間を振り返った本です」とコメントしたのは、同書の発売を発表した6月21日のことだったが、ネット上では、ある深読みする見方が駆け巡った。いわく、「これか!これがあるから出てきたのか!」「なるほどね。色々噛み付いて、話題集めしてたのはコレね」「書籍刊行の発表日から逆算して、話題になるように炎上させたんじゃないかと思ってしまう。中田はそういうところも頭がキレるじゃない?」などの声が続出している。
「ネット上の声が指すところは、先日、中田が自身のYouTubeチャンネルで発信した『松本人志への提言』騒動でしょう。たった1本の動画で松本人志本人だけでなく、上沼恵美子や明石家さんまなどの大物タレント、先輩、同期、後輩まで多くの芸人が反応し、ネットニュースでも数々の“松本人志論”が登場しました。ようやく落ち着いてきた、このタイミングで書籍発売の発表ですから、全てが妻の本に注目が集まるように中田が計算したと考えた人が多かったようです」(芸能記者)
真相はどうなのか。福田本人が雑誌「FRaU」の公式サイトのインタビューで語っている内容によれば…。
「福田によると、松本への提言動画は深夜に収録されていたそうで、朝起きてから中田に『こういう動画を撮ったよ』と伝えられたとか。動画を見たタイミングもYouTubeに公開された後だったそう。いずれにせよ中田の独断だったようですね」(前出・芸能記者)
さる7月9日には、中田が自身のYouTubeチャンネルで相方の藤森慎吾に松本を巡る提言について「反省の弁」を述べ、騒動は徐々に収束し、ちょうど福田の本に興味がわくようなタイミングになった印象もある。はたして、炎上は妻のために仕掛けた中田の壮大なプロモーションだったのだろうか。
(柏原廉)