当代きっての人気を誇る「お天気お姉さん」の熱愛発覚が、世間を騒がせている。
7月6日、気象情報専門メディア「ウェザーニューズ」所属の看板キャスターである檜山沙耶(29)が、プロテニス選手の西岡良仁(27)との交際を発表した。
「檜山はアニメや漫画が好きなオタ女キャラで、男性が苦手で交際経験もない、と公言していたため、男性ファンの阿鼻叫喚がネット上にこだましました。さらに翌日には同社の5月期決算が発表され、業績が伸びず売りが殺到したため株価が一気に下落する、という現象も起き、『おさや(檜山の愛称)のスキャンダルが株価まで下げた』という声まで聞かれるようになったのです」(スポーツ紙芸能デスク)
さらに間の悪いことに、発表の2日後である同8日には、ウェザーニュースの人気キャスターが多数出演するファンミーティングも開催されていた。
「キャスター陣の中でも檜山は特に男性ファンが多く、交際報道で来場を取りやめた人も多かったようです。イベントは、不測の事態を警戒した主催側が手荷物検査や金属探知機まで導入する厳戒態勢の中行われました」(前出・デスク)
これまで画面越しに眺めることしかできなかった憧れの女神に、ようやく生で会えることが叶うイベントの直前の結婚発表という「悲劇」―。
それにしても、こと芸能界においてはこの手の「悲劇の歴史」がこれまで幾度となく繰り返されている。
例えば07年に開催された、元モーニング娘。の飯田圭織(41)のファンクラブ会員限定のバスツアーは、アイドル界隈では「伝説」と称されている。
「ツアー前日、飯田の妊娠と婚約が発表されたんです。参加者がネットの掲示板に『こんな惨めで空しくて情けない気持ちになったのは初めて』『バスの中で、おめでとう、と言ってるオッサンが泣いてた』というような書き込みを連発しました」(アイドルライター)
また、NMB48の人気メンバーだった須藤凜々花(26)は17年のイベント・AKB48総選挙で、突如として壇上で「結婚宣言」をしている。
「AKB48の総選挙は、ファンが自分の推しアイドルのために大量課金していい順位を取らせる仕組み。須藤はグループ全体の322人のアイドル中20位という好成績でした。つまり須藤のファンはめちゃめちゃお金を使って頑張った。その結果発表の場で『私、結婚します』と言ったわけです」(前出・アイドルライター)
翌日のワイドショーが、イベントの結果以上に須藤の話題で盛り上がったのは記憶に新しいところだ。
ほかに、「グラビア界の黒船」と呼ばれたリア・ディゾン(36)は、08年に自身のライブツアー最終日のアンコールで「できちゃった結婚」を報告した例もある。
たとえアイドルであろうと惚れたはれたは自由だが、その陰には人気を支えたファンの涙があるのだ。