成田凌主演ドラマ「転職の魔王様」(フジテレビ系)が7月17日にスタートし、初回の世帯平均視聴率は5.4%だった。
物語は、“転職の魔王様”の異名を持つキャリアアドバイザー・来栖嵐(成田)が、転職希望者の仕事に対する姿勢に辛辣な言葉で一刀両断し、命を狙われるほど追い詰めながらも、最後には希望する転職先に紹介するというお仕事ドラマ。
新卒で入社した大手広告代理店を3年たらずで辞めた未谷千晴(小芝風花)は、叔母の落合洋子(石田ゆり子)が社長を務める転職エージェント「シェパードキャリア」を訪ねる。そこで担当者となったのが来栖だった。
面談した来栖から厳しい言葉を投げかけられ、追い込まれた未谷は、前の会社でパワハラに遭い心身ともに疲弊し、倒れてから出社できなくなったと打ち明ける。それでもなお、未谷の未熟さを指摘する来栖だったが、パワハラ上司の元に赴き「パワハラは殺人です。あなたは未谷さんを殺しかけたんです。精神的に」と忠告する。
視聴者の感想としては「自分もパワハラされてたから観ててしんどい」「パワハラ系は見てて嫌になる」というネガティブな意見もあったが「パワハラ上司に対して、真っ向から立ち向かって発言する魔王様。その姿が、凛々しくスカッとしていて好印象を抱いた」「“パワハラは殺人です”って言い切る魔王様、よかった」など、支持する声もあった。
「前半のパワハラシーンで脱落した視聴者もいたようですが、最後に『パワハラは殺人』と言い放った来栖の言葉に共感し、スカッとした視聴者も多くいたようです」(テレビ誌ライター)
結局、落合の会社で働くことになった未谷が、どのように成長していくのか楽しみだ。