今回は、元卓球選手であり、現在もTリーグのアンバサダーなど多方面で活躍を見せる福原愛さんについて、占ってみたいと思います。占うにあたり、使用するのはホロスコープ。ホロスコープというのは、西洋占星術に欠かせない星の配置図のこと。その人が生まれた瞬間に、どの星がどの場所に位置していたかを見ます。それを分析することにより、その人の性格や人生、意識、好み、価値観、才能、恋愛、仕事等、詳細がわかるとされているのです。また、過去・現在・未来についても占うことができます。
さて、福原さんのホロスコープを見てみると、太陽が蠍座で、月が獅子座。西洋占星術では、太陽が位置する星座を生まれ星座と言いますので、つまり福原さんは蠍座生まれということになります。一般的に蠍座は、物静かであまり心の内を見せず、どこか謎めいたキャラクターとされます。ただし、口数は少ないものの、秘めた情熱は強く、ときに炎のような激しさで燃え上がることも。粘り強さもあり、一度、定めた目的を達成するためには、驚異的な集中力を発揮して、必ず成し遂げてしまうのです。一方、心を開いた相手に対しては誠実の限りを尽くし、決して裏切りません。それだけに、相手からの裏切りは決して許そうとしないでしょう。
そんな福原さんですから、人間関係が崩れた場合、自分からやり直すのが難しいようです。そこに拍車をかけるのが、獅子座にある福原さんの月。月は感情やセンス、好みなどを表す星です。そして、獅子座は非常にプライドが高く、自分を貶めようとする行為に敏感。少しでもナメた態度を取られたら、プライドを傷つけられるのです。そして、まるで獅子の咆哮のごとく怒りを爆発させ、徹底的に相手を叩きのめそうとするでしょう。福原さんの場合、何を言われてもニコニコしているように見えて、内心、怒りに震えているかもしれないのです。
このように、蠍座の静かな激しさと、獅子座の誇り高さが備わった福原さんは、リスペクトの気持ちを感じさせない相手に対して容赦ないかもしれません。「一度裏切った相手は絶対に許さず」「徹底的に攻撃し、屈服させる」怖い存在になるのです。
では、この先福原さんはどうしたいのか。それについてのカギは、火星が握っているように思います。福原さんの火星は、魚座にあります。火星は情熱や欲望、理想の男性像を表す星。魚座は、慈愛に富み、愛する人をいついかなる時でも信じて受け入れることのできる星座です。また、「愛に生き、愛に死す」という、映画のような人生を送るパターンも見かけます。先ほど述べた、蠍座の特性と矛盾するように思うかもしれませんが、そうではありません。愛情の深さゆえ、相手への憎しみも倍増する…ということなのです。そう考えると、かつて愛した元夫への未練はすでになく、元夫が完全敗北を認めるまで徹底抗戦するという流れになるのではないでしょうか。それまでは、戦い続けることになりそうです。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」(いずれも青志社)など。