8月25日より全国公開されている沢木耕太郎氏原作、横浜流星と佐藤浩市がW主演を務める映画「春に散る」では、佐藤扮する元ボクサーの姪役を演じる橋本環奈。橋本といえば、NHK大阪放送局がさる8月9日、2024年度後期の朝ドラ「おむすび」で主演を務めることを発表したばかりだが、発表直後から、そのとんでもないスケジュール感を心配する声があがっているという。
「おむすび」のおおまかなストーリーは、「どんな困難も明るくたくましく乗り越える」がモットーの平成時代のギャル・米田結(橋本)が、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、縁・人・時代など目には見えない大切なものを次々と結んでいく“平成青春グラフィティ”。ヒロイン・米田は“平成時代のギャル”をイメージした人柄になるという。
9日の制作会見に出席した橋本は、事前にヒロイン決定を聞かされていたといい「早くお伝えしたかった」と明かしつつ、「よく食べて、よく寝てがんばりたい」と意欲を見せた。ギャルを演じることについて、自身はギャルとは縁遠かったとしつつ「それでも勉強してギャル魂を宿して乗り切りたい」と語ったものだ。
ネット上では、「紅白の司会やったのはこれの布石かあ~納得」「うわー、やっぱり、ついに来たー!って感じですな」など納得の声が多く上がった。ところが、その一方で「『千と千尋の神隠し』の海外・国内公演もあり、複数の映画にドラマに朝ドラまで!大忙しで倒れないか心配になる…」といった声も散見されているのだ。
「10月から放送される大阪局制作の朝ドラの場合、通常はその年の4月頃から撮影が始まり、10~11カ月間ほど続けられるといいます。最近では、22年度後期の『舞いあがれ!』が昨年4月8日、23年度後期の『ブギウギ』は今年3月14日にそれぞれクランクインしていますね。それでいくと、『おむすび』も通常なら来年春から撮影が始まるはずですが、橋本は3月に東京で舞台『千と千尋の神隠し』の公演があり、その後も4~7月に舞台『千と千尋の神隠し』のイギリス・ロンドン公演、さらにその間も名古屋、福岡、大阪、札幌での地方公演があるため、その間、朝ドラの撮影は難しいように思われます。おそらく、今年のうちにできるところは撮影を進め、舞台公演が迫ればいったん中断。舞台を終えた来年8月以降に残りを撮影していくという異例の体制を敷くと思われます」(芸能記者)
ネット上の心配の通り、ハードスケジュールとなることは間違いなさそうだ。私生活では、お酒が大好きだともいうから、体調を崩すことなくますます活躍していただきたい。
(柏原廉)