今回は、NHKの局アナから転身し、「DayDay.」(日本テレビ系)で奮闘しているフリーアナの武田真一さんについて占ってみたいと思います。視聴率が伸び悩んでいるとのウワサもあり、武田さんにはぜひ頑張っていただきたいところ。占うにあたって、今回も使用するのはホロスコープ。ホロスコープというのは、西洋占星術に欠かせない星の配置図のこと。その人が生まれた瞬間に、どの星がどの場所に位置していたかを見ます。それを分析することにより、その人の性格や人生、意識、好み、価値観、才能、恋愛、仕事等、詳細がわかるとされているのです。また、過去・現在・未来についても占うことができます。
では、武田さんのホロスコープを読み解いていきましょう。まず注目したいのが、太陽が入っている乙女座。太陽はその人の性格、人生、生き方を表す最も重要な星です。それが乙女座に入っている武田さんは、つまり乙女座生まれということ。乙女座の特徴としてまず挙げられるのが、マジメさと実務能力の高さです。規則やルールに則って行動し、羽目を外すことはまずありません。学校ならば風紀委員、会社なら管理職に多いタイプですね。そして細かいミスや漏れを見逃さず、仕事ぶりはパーフェクト。その反面、神経を使い過ぎていつもストレス過多にあるでしょう。とはいえ、武田さんはNHK時代、「よく気がまわる優秀でマジメなアナウンサー」として評判が高かったことが考えられます。
しかしながら、民放のバラエティ番組で求められるのは、マジメさよりも面白さ、臨機応変さ、柔軟性、頭の回転の速さのはずです。その点、武田さんの月が水瓶座ですから、ユーモアのセンスはあるようです。月は感覚やセンス、趣味、好みなどを表す星。そして、水瓶座は超個性的で独特のセンスの持ち主です。そういう星の配置上、武田さんのユーモアセンスもかなり独特なのでは?「ちょっとそれは笑えない」というようなことを言いたくなったり、面白いと思ったことが他の人と違っていたりするでしょう。要するに、一般大衆とは感覚がどこかズレているのです。
しかしながら、その個性と独特のセンスは芸能界で生き抜くための強みにもなり得ます。なのに、そうならないのは、武田さんの水星が天秤座にあるからかもしれません。水星は知性や言語、コミュニケーション能力を表す星。その水星が天秤座にあると、周囲とのバランスを常に気にし、周りから浮かないように心を配り、とにかく敵を作らないよう無難なことばかりする人物になりがちなのです。これでは、せっかくの個性も生かすことができませんよね。
武田さんに今求められるのは、「いい人」をやめて、本来の個性を前面に出すことだと私は考えます。周りとズレている感覚を恥ずかしいと思わず、ガンガン表に出すのです。最初は引かれたり怒られたりするかもしれませんが、次第に「この人、何を言い出すかわからないから面白い!」と認められるようになるでしょう。そうなればしめたもの。「どうだ!この独自見解かオレの持ち味なのだ!」という自信につながるからです。水瓶座の月は、「脱・常識派のいい人」を促しています。トンチンカンな発言を素の状態で口にするようになった武田さんは、予想外の個性派キャラとして末永くイジられ、人気者に変身するのではないでしょうか。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」(いずれも青志社)など。