「全然、女性のほうが優れてるんです、生命体として。まず長生きでしょう?」
男性と女性を比較した場合、女性のほうが優位であると説いたのは、お笑いタレントの関根勤。9月19日に配信した自身のYouTubeチャンネル「関根勤チャンネル」でのことだ。この言葉には、視聴者から「すごく勉強になりました!」「とてもアカデミックな話でタメになりました」といった賛同と称賛の声があがっている。
ひとつには、女性のほうが色彩認識能力が優れているとして、こんな“実験の例”を挙げた。
「少しずつグラデーションした赤い5枚の色を銀座で見せるんですよ。男の人は『同じ色じゃん』って言うんですよ、8割が。女の人は8割がわかる、違いに。どうしてかっていうと、(女性は大昔)集落にいて、木の実とか採る時に、完熟してるのを見つけなきゃいけないから。赤でも違う赤を見なきゃいけない。男は、狩りやってたから、赤とか関係ない。いかに(獲物に向かって)行くか!」
サイエンス誌ライターが関根の論を補足する。
「確かに、色の見え方に男女差があることは最近の研究でもわかっています。アメリカの大学教授によれば、男性はオレンジを女性よりも赤っぽく感じるようです。また、芝生を見た時に男性は黄色寄りの緑に、女性は青寄りの緑に見えている可能性が高いとか。さらに、色彩認識能力を数字化すると、男性は7色、女性は29色と4倍以上の差があるそうです」
さらに関根は、原始レベルで男女の違いを解き明かす。
「男はね、相談するじゃないですか。解決したいでしょう? 私たち(男性)は狩りやってたから、アレを倒すためにどうしたらいいかって聞いた場合、即座に答えが返ってきてほしい。解決方法が先。ところが集落にいる場合は、女性はコミュニケーション取らなきゃいけない。共感が生まれるわけです。相手が『辛いな』って時に『辛いわよね』って寄り添うことが大事だったわけ」
女性は「共感」を求め、男性は「解決策」を求める。男女の諍いも、原始にさかのぼれば、対応策が見えてくるかもしれない。
(所ひで/YouTubeライター)