10月13日から、宮沢りえ主演映画「月」の公開がスタートした。同映画は、世間に衝撃を与えた実際の事件を題材にしているという。
「『月』は、2016年に相模原市の障害者施設で起きた大量殺傷事件を題材とした衝撃作で、施設で働く職員の主人公を宮沢、主人公を支える夫をオダギリジョー、犯人役を磯村勇斗がそれぞれ演じています。公開後、映画ファンの間では『誰が何をしでかすのか全く読めない面白さ』『掛け値なしに素晴らしい映画』と絶賛されている一方で、実際に被害者がいる事件の映画化とあって、一部で『この事件を映画化するのはどうなんだろう』『まだ早すぎるのでは?』などと否定的な意見もあがっています」(芸能記者)
そんな中、14日には公開舞台挨拶が都内で行われ、主要キャストが出席。そこで主演の宮沢は、この映画について「内容的には賛否両論ある作品になるだろうと思いましたが、ここから逃げたくないと思って参加した」と覚悟を明かした。
一方、オダギリは「(他の出演者の挨拶が)僕が言いたいことと被っていたので別のことをしゃべりたいんですけど…」と切り出し、世間を騒がすジャニーズ問題について触れ、物議を醸しているという。
「オダギリは舞台挨拶にて、満席の客席とマスコミに目を向け、『この数を見てると、(10月2日に行われた)ジャニーズの会見を思い出しちゃって…』と、時事ネタを放り込みました。そして、『今日は“指名NGなし”で行きたいと思ってますんで、よろしくお願いします』と、一部で問題となった“記者への指名NGリスト”の話題と絡めてジョークを飛ばしたのです。この発言には、宮沢ら出演者が苦笑いすることに…。その後、今回のイベントの様子がメディアで発信されると、ジャニーズファンの間では『まったく笑えない!』『ネタにするなんてジャニーズに恨みでもあるの!?』などと怒りの声が飛び交ったほか、主演の宮沢は元ジャニーズの森田剛が夫ということもあり、『宮沢さんが目の前にいるのにデリカシーがない』と指摘する声もあがっています」(前出・芸能記者)
重い題材を扱った映画ということで、オダギリは少しでも会場の空気を明るくしようとしたのかもしれない。だが、一部のジャニーズファンは悪質なイジりとして捉えてしまったようだ。