司会者も決定し、出場歌手の発表を残すのみとなったNHK「紅白歌合戦」。今年は、旧・ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)のグループやアーティストが、はたして何組出場するのか世間から注目が集まっている。ただ、どの道ジャニーズ枠が減少することは間違いなく、視聴率が低迷する可能性もある。そこで、さまざまなサプライズをNHKは用意しているようだ。
今年の紅白のテーマが「ボーダレス-超えてつながる大みそか-」に決定したこともあり、さまざまな憶測が飛び交っている。
「ボーダレスということで、国境を超えてK-POP勢を大挙出演させるのではないかと言われている。ジャニーズ枠を補うためにイケメン系のK-POPグループが予想され、記念イヤーを控える東方神起や、ドームツアーも成功させたStray Kids、さらに香取慎吾とコラボ楽曲を発売したSEVENTEENが有力視される。また、若い視聴者を獲得するため、すでに報道された新しい学校のリーダーズや、大ブレイク中の『あのちゃん』にも声をかけているという話です」(スポーツ紙記者)
NHKは、例年以上にさまざまな大物歌手にも、ギリギリまでオファーをかけるつもりのようだ。
「出場歌手は11月中旬までに発表しますが、それ以降もサプライズゲストはギリギリまで交渉できる。今年はすでに、B’zが内定とスポーツ紙を使ってNHKがリークしていますが、その他にもサザン・オールスターズも中継で話が進んでいるようだ。また、坂本龍一さんと高橋幸宏さんが亡くなったことで、残るYMOメンバーの細野晴臣さんにもオファーしているという。谷村新司さんの追悼も行うつもりのようです」(民放関係者)
そんな中、とんでもないサプライズを用意しているらしいとの噂が、テレビ業界内で駆け巡っている。それが、水谷豊の紅白出場だという。現在出演中の『相棒 season22』(テレビ朝日系)も視聴率が好調な水谷だが、娘である女優・趣里のために、サプライズ出演を調整しているという。
「水谷は、『第59回NHK紅白歌合戦』にデビュー32年目にして初出場したことがある。その時も話題を集めたが、今回は家族共演という超サプライズをNHKが狙っているという。趣里は朝ドラの『ブギウギ』にヒロインとして出演中で、すでに特別企画で紅白への出演が内定しています。また、水谷の妻である伊藤蘭は、歌手デビュー50周年を迎え精力的に活動し、今年7月にはNHKの音楽番組『SONGS』に初出演。例年、『SONGS』に出演する大物歌手は、そのまま紅白に登場することが多いので、伊藤も内定していると言われている。その2人を応援する形で、水谷が出演する極秘プランが進行中だという」(民放関係者)
しかし、いまや超大物俳優の水谷。妻と娘のためとはいえ、そう簡単に出演するものなのだろうか? テレビ局関係者はその裏側を教えてくれた。
「水谷さんは伊藤さんにべた惚れで、長い結婚生活で離婚危機は一度もない。しかも、伊藤さん以上に娘の趣里さんを溺愛している。その2人のためなら、自分が引き立て役として紅白に出ることは水谷さん的には問題なしだと言われる。それに、『ブギウギ』は作りが丁寧で評価が高いですが、視聴率はいまいちパッとしない。ドラマのテコ入れの意味もあり、水谷さんは娘を応援したいようだ。趣里さんはこれまで、親の名前を使って活躍したくないという信念を持っていたが、ドラマの宣伝の為ならと親子共演にも前向きのようです」
紅白だけでなく、朝ドラの視聴率向上のためにも、NHKは水谷一家の共演をどうしても実現させたいところだろう。
(渡邊伸明)