もしかしたらスズ子のほうが短命なのか? そう驚いた視聴者もいたようだ。
12月22日放送のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」第60回では、空襲警報に逃げ惑うなか、スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)の恋仲がより深まることに。しかしラストシーンでは愛助が吐血してしまい、彼の運命が暗示されることとなった。
続く次週予告では、愛助が結核を患っていることをスズ子が知る場面を放送。結婚まで誓っている両者に別れの時が迫っていることを示していた。だが一方で、元気そうなスズ子のほうにも不吉な影が迫っている様子も。視聴者のなかには、実はスズ子のほうが先に逝ってしまうフラグが立ったと心配する向きがあるというのだ。
「スズ子は愛助の母親で、村山興業を率いる村山トミ(小雪)に面会。誰もが知る興行界の大物とあって大いに緊張していました。面会の直前には手のひらに人の字を書いて飲んでいたスズ子ですが、そこに不吉な兆候が映し出されていたというのです」(テレビ誌ライター)
その場面ではスズ子の左手がアップになり、彼女の手相がバッチリ見える形に。その手相を見ると、生命線が驚くほど短いではないか。親指の付け根あたりの高さで終わっており、これではまるでスズ子が若くして天命を全うするように見えるのである。
その場合、スズ子の手相はすなわち趣里の手相でもあることから、スズ子を演じる趣里が短命であることを示していることにもなる。なんとも不吉な話だが、実際のところどうなのだろうか?
「生命線が短いと寿命も短いというのは、実のところ俗説に近い話。90代の方の手相が驚くほど短かったという実例もあります。また映像をよく見ると、スズ子(趣里)の生命線は途中から薄くなっているものの、実は手首の方向に延びているようにも見えます。照明の角度によって手相の見え方は変わりがち。やはり目の前でじっくりと見ないことには正しい運勢判断はできません」(手相に詳しい女性誌ライター)
そんな趣里の手相に関しては、テレビ番組で占い師が鑑定したこともあるという。それは2018年11月放送のバラエティ番組「ウチのガヤがすみません!」(日本テレビ系)にて、仲里依紗と一緒にゲスト出演した時のことだ。
趣里は当時、映画「生きてるだけで、愛。」にて仲と共演。その宣伝で同番組に出演し、占い芸人のアポロン山崎に手相を見てもらっていたのである。
「この時にアポロンが生命線に言及することは一切ありませんでした。一方で趣里の手相には、周りの人から大切にされて成功できることを示す線があると指摘。それは『王妃にしかない』と言われるほどに貴重な線だとアポロンは説明していたのです」(前出・テレビ誌ライター)
その指摘は5年後に、趣里が朝ドラヒロインとなったことにより、当たっていたと言えるのではないだろうか。どうやら趣里の生命線が短すぎることを心配する必要はなさそうだ。