高校生たちが「悪事に手を染める大人たちに正義の鉄槌を下す物語」といえば、往年の「スケバン刑事」シリーズのような、現実を忘れさせてくれるようスカッとした映像作品を連想させるが、テレビウォッチャーによれば、このドラマの場合、イマイチ振り切れていないのだそうだ。「マルス-ゼロの革命-」(テレビ朝日系)のことである。なにわ男子の道枝駿佑が主演とあって、ファンたちの間では、回を追うごとにネット上での考察は大いに盛り上がっているというが、2月13日に第4話が放送されるこのドラマの関係者はハラハラしっぱなしなのではないか。(2月2日配信)
1月30日、なにわ男子・道枝駿佑主演のテレビドラマ「マルス-ゼロの革命-」(テレビ朝日系)第2話が放送された。同ドラマは1月23日にスタートして以降、視聴率に関心が集まっているという。
「本作は、道枝演じる謎多きカリスマ転校生が『マルス』という動画集団を結成し、令和の日本をぶっ壊すという新感覚青春ドラマで、脚本を菅田将暉主演『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)の武藤将吾氏が担当しています。それだけにドラマファンからは注目されていたのですが、放送後、ネットで“なぜか視聴率が発表されない”と話題に。通常、プライム帯のドラマは放送翌日に各スポーツ紙が報じるのが通例となっています。しかし、『マルス』は初回、第2話ともに翌日のニュースで報じられなかったため、一部から『数字が低すぎて発表を控えている?』『旧ジャニーズに忖度しているのではないか』などと憶測が飛び交う事態となりました」(テレビ誌記者)
その後、初回放送から約1週間経った1月31日、大手メディアでは「東スポWEB」がようやく第1話の視聴率を掲載。記事によると「マルス」の初回平均視聴率は5.7%で、プライム帯ドラマとしては苦戦しているという。
この数字に、旧ジャニーズファンからは心配の声があがっている。
「『マルス』が放送されているテレ朝火曜9時台のドラマといえば、昨年は伊藤沙莉主演『シッコウ!!~犬と私と執行官~』や松岡昌宏主演『家政夫のミタゾノ』などが放送され、いずれも初回視聴率9%台を獲っていました。それが『マルス』は初回で一気に5%台まで下落したことで、主演を務める道枝ファンからは『え…、なんでこんなに低いの!? 熱愛スキャンダルとかもなかったのに…』『これが世間一般の評価だとしたらファンとして悔しい』『演技もめっちゃ良かったし面白かったからビックリ』と嘆く声が相次いでいます」(前出・テレビ誌記者)
近年では、ドラマ「消えた初恋」(テレ朝系)や「金田一少年の事件簿」(日テレ系)などで主演を務めてきた道枝。今回はゴールデンプライム帯ドラマ初主演ということで、ファンも結果を残してほしいと望んでいるようだ。