お笑いコンビ「プラス・マイナス」解散に至った岩橋良昌について、先輩芸人のトミーズ・雅が経済的な観点から「悲しい」とコメントしている。
岩橋は、自身のXから著名女優による過去の「エアガン発砲被害」を告発したことなどで、所属する吉本興業から契約解除されてしまい、21年間連れ添った相方・兼光タカシとの解散も報告した。
岩橋のX投稿の中には、芸人引退に伴い「月200万の収入がゼロ」だと嘆くポストもあったが、雅は3月2日放送の「せやねん!」(MBS)で、「それどころじゃない」「吉本というところは劇場もあるし、営業もあって、20年間は安泰。劇場は絶対になくなれへん。(3月末で解散する)和牛もそうやけど、今後20年で4~5億円を捨てたみたいなもん。それが悲しい」と語り、残りのキャリアで稼ぐはずだった大金について触れている。
また、アキナ・山名文和は、プラス・マイナスの実力に関し「漫才師として、僕は今後、NGK(なんばグランド花月)のトリを務めるような凄い方やと思ってる」と絶賛し、「契約解消までも、あっという間のことやったし、個人的には絶対戻ってきてほしい」と将来的な復帰を望んでいた。
「岩橋をめぐっては、Xでの“暴走”告発に走る寸前、1月10日放送の『これ余談なんですけど…』(ABCテレビ)で、14年に結婚した14歳下の妻と離婚したことを発表。『傷のほうが大きいですけど、唯一、プラスになったのは自由なんです』と説明。2月7日のXからも、数年ぶりの積雪について『子供がいたならはしゃいでただろうに 子供の姿がない ただいま』と独り暮らしへの寂しさを漏らし、徐々にメンタルが荒れ始めていたのかもしれません。そんな岩橋への思いを経済的なアングルから『悲しい』と語った雅には、視聴者からは共感というよりも、『この人はお金のことしか考えないんだね。お金のためにプライベートでエアガンで撃たれ続けるのか。貴方はボクシングやってて強いかもしれないが、弱い後輩を助けずによくそんな事言えるね』『ホントこの人はお金の話ばっかり!』『金を捨てたっていう解釈をするなら、岩橋が戻ってきやすいように働きかけてあげなよって思うね』との声や、『4~5億円を捨てるぐらい岩橋さんは苦しかったんだよ』と、雅に抵抗感を覚えている様子のネット上での指摘が相次いでしまいました」(テレビ誌ライター)
働くモチベーションは人それぞれ。だが、岩橋には、たとえ残りのキャリアを棒に振ったとしても、それ以上に許せないことがあったということかもしれない。
(木村慎吾)