部屋の配置や危険な場所をよく知っていても、夜の暗い家の中は危険がいっぱいです。そのため、うっかりつまずいてしまったり家具の角にぶつけてしまったりしないよう、怪我防止のための“お助けグッズ”で対策するのがオススメです。とくに、小さな子どもや高齢の方と一緒に住んでいる場合は、次のようなグッズを活用してはいかがでしょうか。
■暗いところで発光するシール
暗くてよく見えない状態で移動すると怪我をする危険性がある箇所には、暗いところで発光する蓄光テープを貼るとよいでしょう。階段やぶつけやすい角、行き止まりなどに貼ると、暗い中での移動でも危険な箇所が分かりやすくなって安心です。真っ暗な廊下が怖い場合は、やわらかい発光ライトを置くのもオススメですよ。
■靴やスリッパ
ガラスの破片など、踏んでしまうと危険なものが床に散らばっているときに「そこを通らなければ移動できない……」となると、行き詰まってしまいます。サイズは合うけれどもう履かない靴やスリッパを寝室に常備して、もしものときに備えましょう。寒過ぎて裸足で廊下に出たくない夜にも助けてくれますよ。
■段差解消スロープ
部屋の入り口や廊下にちょっとした段差がある場合は、段差を緩やかなスロープ状にしてしまいましょう。段差につまずいたり足の指をぶつけたりするのを防ぎやすくなります。必要な長さを用意して両面テープで貼り付けるタイプを使用すれば、手軽に設置することができますよ。
夜でも安心して家の中を歩き回れるようにすれば、災害時はもちろん、夜中のトイレや急な移動での不安が軽減できます。ご自身や家族の不安や困りごとを確認したうえで、必要な対応を検討してみてくださいね。
(Nao Kiyota)