音楽特番「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ春…出会いと別れに刺さる歌詞SP」(TBS系)が放送されたのは、さる4月13日。同特番で、お笑いタレント・陣内智則と、コブクロ・小渕健太郎が久々の共演を果たし、スタジオを盛り上げた。楽曲の歌詞に込められた思いやストーリーを深掘りする“歌詞特化型”の同特番。スタジオゲストの1人として登場した陣内は、アーティストゲストの小渕とスタジオで対面し、“2007年のあの一件”を謝罪する流れとなったのだ。
「その年の4月、女優・藤原紀香との電撃結婚を発表した陣内は、5月に行われた結婚式の披露宴中継で、コブクロの『永遠にともに』をピアノ弾き語りでお披露目。多くの視聴者を前にして“永遠の愛”を誓い感動を呼んだんです。ところが、後に陣内の不倫が発覚。わずか2年後の09年に離婚したという気まずいエピソードでした」(芸能記者)
この一件で、「永遠にともに」の楽曲イメージにも影響し、言わば、コブクロにも恥をかかせたような展開になったことに陣内は「小渕さん、いろいろすみませんでした」と頭を下げたのだった。
ところが、これに小渕は「とんでもないです」とリアクション。当時について「(披露宴で)歌っていただけるというのを聞いた時に本当にびっくりして。しかも、ピアノも演奏されて」と語り、“陣内効果”でCDの売上もアップしたと説明したのだ。ただ、こうも続けた。
「ボクらもちょっと歌いづらくなって、忘れていたら、10年くらい歌ってなかったんですよ、たまたま」
コブクロとしても歌唱を躊躇するようになったというのだ。一方で、「今歌うと、1番沸くんですよ」と再び脚光を浴びるようになり、「いろんな方に知っていただけるキッカケを2つ作ってくださった。本当は1つだけで良かったんですけど」と、知らない人が聞いたら謎めいて聞こえるであろう「感謝の言葉」をつないだのだ。
「陣内の結婚式の中継は関西地区で瞬間最高視聴率49.2%を記録する大反響。注目度も段違いでしたが、陣内の不倫騒動で、『永遠にともに』から“幸せな結婚生活”をイメージできる人の数が激減し、この点は、コブクロからすると迷惑な話でしょう。ただ、そのコブクロ(小渕、黒田俊介)の2人にも、のちに小渕が16年、黒田が21年と、両者に不倫騒動が勃発していたんです。それが、小渕の皮肉めいた物言いにつながっているわけですが、視聴者からもSNS上に『コブクロも全然、人のこと言えないじゃん!』『あなたたちもやることやってますから』『そりゃ歌いづらいだろうね、本人たちも不倫してたんだから』などのツッコミが続出。小渕は、コブクロとしても10年歌っていないと語っており、10年前の14年は彼自身の不倫疑惑が出た16年の直前です。なので、空白期間を『たまたま』とアピールしていますが、どちらかというと“自業自得”なのでは…」(テレビ誌ライター)
“アンタらもやんけ!“と突っ込まなかった陣内には、若干のモヤモヤが残っているかも?
(木村慎吾)