元乃木坂46で女優の生田絵梨花がかつての「IH事件」を蒸し返され、困惑する場面があった。同事件は、生田の天然なキャラを決定付ける大きな出来事だったが、本人には消したい過去のようだ。
4月15日、「ぽかぽか」(フジテレビ系)に生出演した生田は、その人の素顔をクイズ形式で紹介していく「ぽいぽいトーク」中、ガサツな一面があると自白した。そして、洗剤のボトルを取ろうとして指に落下させ、骨折したことがあるというエピソードを明かしたのだが、番組MCのフリーアナ・神田愛花からは、生田を巡る天然エピソードについて、「IHってあるじゃないですか? あれ、よくわからなくて、IHの上に直で卵をポンって落としたって(聞いた)…」とバラされてしまったのだ。
共演や客席からドン引きのリアクションが上がる中、生田は「10年以上前の話ですよ。もう大昔の話です。聞かないでください」と照れながら語っていた。
これは、ファンの間では有名な2011年の「IH事件」と呼ばれるもので、生田が14歳の頃に挑戦した「乃木坂ってどこ?」(テレビ東京系)の料理企画が発端だ。まだ若く、キッチンに立ったことすらない生田は、「だし巻き卵」を作るよう命じられると、フライパンなどの調理器具をいっさい使わずにIHの天板へ溶き卵を直にドバッ。卵液が四方八方に流れていくのを、手で千切った昆布で寄せ集めてカバーするという斬新な手法を取り、グルメ芸人のアンジャッシュ・渡部建も「うわぁ~!」「これダメだって…」と絶叫していた。
「その後、“これではマズい”と一念発起した生田は料理教室に通い始めたといい、22年11月に放送された『TOKIOカケル』(フジ系)では、『クッキングモンスター』と恐れられた過去を反省。プロの先生から料理を習い、自作したという一汁三菜のそろったメニュー写真をお披露目していました。そもそも初挑戦したのが14歳なので、料理経験が浅いのは普通のことですが、『カツ丼』の調理企画では何故か鶏肉を素揚げするなど、奇天烈なセンスが光り、若くから生粋の天然キャラとして重宝されてきました」(テレビ誌ライター)
ちなみに先の「IH事件」では、あまりの衝撃ぶりに母親から“番組の台本だったの?”と聞かれたという生田。今や実力派女優としての立場を固めつつあることから、当時の天然エピソードは記憶から消したい過去となっているのかもしれない。
(木村慎吾)