まさか放送から10年経った今、自身の笑い上戸、いわゆる“ゲラ”であることが番組でイジられるとは、西島秀俊もまったく思っていなかったに違いないだろう
4月21日放送の「日曜日の初耳学」(TBS系)に出演した長谷川博己は、2014年から放送されたドラマ「MOZU」(TBS系)シリーズで演じた、元公安部捜査官で殺人などの犯罪を請け負う裏の顔を持つ、「チャオ!」が口癖の東和夫の役作りについて言及。映画「シャイニング」などで知られるスタンリー・キューブリック監督の名前を挙げ、彼の作品からイメージを膨らませて役作りをした部分があると明かした。
しかし、主演の西島演じる現職の公安捜査官・倉木尚武の、窓に向かって飛び出し、やってきたヘリコプターにぶら下がりながら「チャオ!」と去っていくシーンでは「やりすぎ」を感じたと告白。なぜなら「西島さんのアップ、よく見ると口角が上がってたような気がしたんですよね」と漏らしたのだ。番組では問題のシーンをオンエア。確かに西島の口角は一瞬だけ持ち上がるも、即座に口元を動かし「なかったこと」にしているかのようなしぐさが見てとれたのだ。
「西島は3月16日放送の『王様のブランチ』(TBS系)で、昨年1月期放送のドラマ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)の出演にまつわる取材を『マイナビニュース』から受けた時も、自身が“ゲラ”であり、よく噴き出して怒られると明かしていました。ですから、『MOZU』の問題シーンでもおそらく笑ってしまい、慌ててそれをゴマかしたのでは。しかしもう撮り直しはできないのですから、西島が長谷川に文句を言うくらいしかできないでしょう」(テレビ誌ライター)
気になる人はDVDか配信で「MOZU」をじっくり鑑賞してみてはどうか。