俳優・木村拓哉は現場への差し入れからしてすでに“別格”のようで…。昨年に放送されたドラマ「風間公親-教場0-」(フジテレビ系)で共演した事務所の後輩「WEST.」の濱田崇裕が、先輩の撮影現場での“神”エピソードを明かした。
「4月27日に放送された麒麟・川島明の冠ラジオ番組『川島明 そもそもの話』(TOKYO FM)でのことです。ゲスト出演した濱田は、木村を“人生で最も影響の受けた人物”として、リスペクト。例えば、木村以外の出演者がわずかしか映らないシーンがあると、木村はその人たちを休ませようとするなど、『ホンマに奥のほうまで見てるんですよ』。また、濱田が“劇場で長時間立ちっぱなし”というシーンを撮影している際には、そのシーンとは関係のない木村が客席からずっと見ていて、そのうち呼ばれたんだそうです。で、濱田は焦って客席に行くと、木村は『外で1回、空気吸ってこい』と一言。どうやら濱田の疲労の蓄積を心配されたそうで、濱田は、『え!好きかも。木村さん、大好きかも』と、メロメロになってしまったんだそうです」(テレビ誌ライター)
この濱田のエピソードに、同作の撮影現場近くでバラエティ番組の収録をしていたことがあるという川島が、「(現場に)冷蔵庫がバーンと廊下に置いてあって。全部、木村拓哉さんからの(差し入れ)。“冷蔵庫ごと差し入れです”って(という話だった)」と当時の目撃談を披露。濱田がその事実を認めると、川島は「それはカッコ良すぎるやろ」と改めて2人で木村の豪快な所作に舌を巻いたのだった。
「木村は映画『レジェンド&バタフライ』の現場に大量のビックマックを差し入れしたところ、共演者の綾瀬はるかが完食。4キロも太ってしまったというエピソードもあり、常に現場を盛り上げたいとの意識が働いているのかもしれません。また、人気のとんこつラーメン店を屋台ごと現場に設営させて差し入れするケースもあるなど、その太っ腹ぶりはつとに有名。過去に共演経験のある沢村一樹によると、演者だけでなくスタッフが小腹を満たしやすいように、冷めてもおいしく食べられるトリュフパンを差し入れしていたことがあったといい、その味はもちろん、気遣いにも感動したと振り返ったことがあります」(前出・テレビ誌ライター)
ともあれ、「偉大な先輩」の背中を見せつけられた濱田も、後輩から尊敬されるスターになりたいという思いを新たにしたことだろう。
(木村慎吾)