あまりのマイペースぶりで、ホトケの先輩芸人を激怒させてしまったのは、お笑いコンビ・かまいたちの山内健司だ。4月28日放送の冠番組「かまいたちの知らんけど」(MBS)で、地方ロケでのある行動が博多華丸・大吉の華丸の怒りに火をつけてしまったと振り返っている。
出演者それぞれが“とんがっていた時期”について語り合う中、山内はお酒に関心がなく、先輩からの飲み会の誘いも躊躇なく断って「すっと帰るタイプ」であると告白。相方・濱家隆一によると、前乗りの地方ロケで、出演者全員の食事会を開催しても山内だけは参加せず、コンビニで買ったカップ麺をホテルに持ち込んで1人で食べることもあったという。
これには共演者のずん・飯尾和樹から「海外ロケの3日目にやることじゃん」とツッコミを浴びる山内だったが、「1人の時間をちゃんと取って、ゆっくりしたいなっていう」と理由を説明。この食事会は「火曜は全力!華大さんと千鳥くん」(フジテレビ系)の博多ロケで、現地に詳しい華丸と大吉が貸切でセッティングしてくれたというが、山内は「どん兵衛を買って、うずらの卵とか個人的に好きなアテを買って」と、おひとり様を満喫したようだ。
また、山内いわく、普段から飲み会などは基本的に参加しないのがポリシーといい、「みんなが終わるまで待たないといけない」うえに「行くのが面倒くさい」のだそうだ。ただし、そんなマイペースぶりに「華丸さんが怒って怒って。『信じられんばい!』って」と普段は温厚な華丸からブチギレられたとぶっちゃけていた。
「『華大さんと千鳥くん』の番組MC陣の中では、かまいたちがいちばん後輩にあたるわけですから、せっかく先輩がセットしてくれた飲み会を蹴ってホテルで1人カップ麺という振る舞いは考えられないでしょう。ただし、世間からは山内の行動や哲学に共感する意見は多く、『自分もお酒飲まないので酔っ払いと2〜3時間いるのキツいから出来れば行きたくない』『山内さんが正解な世の中になってほしい』『お酒飲めない人からすると参加しないのは当然の話』『飲む飲まないはそれぞれの自由。そんなことでいちいち激怒されたくない』などの反応があがっています。かつては“先輩の誘いは絶対”という風潮が芸能界にもありましたが、最近では山内のように平然と断る後輩がチラホラと現れ、お酒が苦手な人にとっては良い兆候であると考えられているようです」(芸能ライター)
不参加に激怒した華丸の方がハラスメント扱いとなる日も近いのかもしれない。
(木村慎吾)