2017年から放送されている「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(テレビ東京系)。「電動バイクでニッポンを縦断する人情すがり旅!」をテーマに、出川とゲスト、ディレクターがバイクで全国各地を巡る旅行バラエティ番組だ。
今年の元日には4時間スペシャルが放送されるなど、いまや同局の看板番組となった「充電旅」だが、何とも気がかりな形で注目を浴びてしまった。
「4月23日、Xに『充電旅、出川哲朗怒られる。近隣住民から。。』と記された動画を一般ユーザーが投稿。そこでは夜間のロケ現場にいる出川に住民が迫り、女性による『何の騒ぎですか!』『子どもたちもいるから、早く帰りなさいよ!』との怒声が響いている。怒られた出川はジャンパーを着て移動の準備をしながら、なんともバツが悪そうに『はーい、すいませーん』と詫びています」(テレビ関係者)
この動画は瞬く間に拡散。3日間で表示回数は2000万回を超えた。
こうしてネット上では番組への批判が殺到。3月にも「逃走中」(フジテレビ系)のロケ中に歩行者の通行を妨害したとして制作会社が謝罪に至ったトラブルがあったことから「テレビ業界の傲慢」を指摘する声が相次いだのだ。
もっとも、今回の「充電旅」と「逃走中」のケースとは異なるとの見方もあって、
「『逃走中』は番組スタッフが撮影のために公道をふさいだことによるトラブルでしたが、問題の動画を見る限り『充電旅』は住民がロケ現場に詰めかけたことによる騒動。出川が訪れることで見物人が大挙する可能性を想定できなかったのは番組側の落ち度であるものの、ロケのために強引な行為をしたわけではない。今回の炎上はさすがに同情せざるを得ません」(前出・テレビ関係者)
とはいえ、後味の悪い旅となった。
(塚原真弓)