「お笑い怪獣」との異名を持ち、大御所でありながら、人柄の良さでその人気は衰えることはない明石家さんま。そのさんまが主演するドラマシリーズ『心はロンリー 気持ちは「・・・」 FINAL』(フジテレビ系)がスペシャルとして21年の時を経て4月27日に放送された。
このシリーズは恋愛をテーマしつつも、ストーリーとは全く関係のないギャグをふんだんに散りばめた異色の作品。ドラマというよりは、コントバラエティーといった感じだ。
それは、21年経った今作でもブレることなく、吉本興業所属の芸人たちが多く出演し、それぞれのギャグやコント、内輪ネタを披露。また、さんま自身が出演した同局の「オレたちひょうきん族」の“アミダばばあ”も飛び出した。
視聴者の感想としては「懐かしい。昔の事もよみがえって最高の時間でした」「超笑いました」「豪華出演者に昭和ギャグ盛り沢山で、笑った笑った!」「明石家さんまの偉大さを感じました」など、大満足のコメントが寄せられた。
一方、「これで笑えるのは何歳ぐらいの人だろう?」「新喜劇みたい。真面目なさんまのドラマ見たかった」「クスリとも笑えない古くさいギャグとパロディのオンパレード」など、酷評も少なくなかった。
「今回は、フジテレビ開局65周年、明石家さんま芸能生活50周年を記念した企画でした。何だか、これまでのフジテレビに対するさんまの功績・貢献に感謝し、元妻の大竹しのぶまで出演させた、さんまの芸能界引退の花道を飾るための企画に思えて、まさに“ロンリー”な気分になりました」(芸能記者)
視聴者の感想は二分された今作。FINALを惜しむ人と、そうでない人とに分かれたようだ。