歌手でタレント・あのちゃんが6月5日に放送されたラジオ番組「あののオールナイトニッポン0」(ニッポン放送)に出演し、SNSの投稿を削除する「ツイ消し」にまつわる持論を述べている。
旧ツイッター(現・X)時代の“ツイート削除”を意味する「ツイ消し」。いったんは投稿をポストしたものの、後に何らかの理由でそれを削除することを指すが、Xではたびたびそうした行為が「ダサい」と批判される傾向がある。
あのちゃんはこれについて「ツイ消しが悪みたいな、ダサいみたいな風潮あるじゃん」「それを感じない。拡散したくないとかそういう感情もなくて、自分のタイムラインに必要ないなって感じたから消す。ツイートして満足したから消すっていう感覚」とし、ネガティブな理由で削除するわけではないという。
また、24時間で自動的に投稿が見られなくなるインスタグラムのストーリーズ機能を引き合いに出し、「ストーリーもそう。載せて1日で十分だから消える」「それが良いのよ」と、Xでもストーリーズのような使い方をしていると語る。
「日頃より頻繁に“ツイ消し”することで知られるあのちゃんですが、5月29日には、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品と挑発合戦を展開していた元雨上がり決死隊・宮迫博之について『宮迫ダサすぎておもろい』とポスト。その後、すぐに削除したことから、一部より批判が集まっていました。あのちゃんからすると、これは“発信して満足した”とによる削除だったのかもしれませんが、今回のツイ消しに対する釈明も含め、ネットでは賛否が分かれることに。Xに削除できる機能が備わっている以上、それを使うことに何の問題もないとする擁護派の声があったほか、他のタレントを名指しして中傷しておきながら、“満足したから消す”いうのは表明した内容への責任感が欠如しており、あまりにもムシが良すぎるとして、『その言い訳もダセー』との反応もありました。宮迫がバトルを展開する粗品とは熱愛疑惑すら浮上するほどの仲の良さで、あのちゃんはその怒りを我慢することができなかったのかもしれません」(テレビ誌ライター)
ちなみに宮迫も、あのちゃんによる「ダサすぎておもろい」との削除済みポストを把握しており、6月3日のYouTube動画から「あのちゃん、お会いしたことないですけど、ホンマにすいませんでした」と謝罪している。
ともあれ、結果として、これだけ多方面に広まってしまっている以上、投稿を削除することにどれだけの意味があるのかは少々疑問が残るところである。
(木村慎吾)