生見愛瑠主演ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」(TBS系)が6月18日に最終回を迎え、世帯平均視聴率は5.8%だった。
今作の主人公は、桜を見上げながら階段から転げ落ち、記憶障害になった緒方まこと(生見)。そして、元彼だという花屋の西公太郎(瀬戸康史)と会社の同僚で男友達の朝日結生(神尾楓珠)が緒方の前に現れる。さらに、緒方に一目ぼれしたと告白してきた実業家の板垣律(宮世琉弥)も登場。
しかし、3人3様にウソをついていたことが次々と明らかになる。そして、最終回には、階段から落ちた真相も明らかになったのだった。
視聴者の感想としては「記憶喪失ラッシュの今クールの中でも、ちゃんと個性が光り感動と余韻が深い作品でした!」「今期“記憶喪失もの”多すぎ問題の中、ミステリー要素ありのラブコメでとても面白かった」と、記憶喪失が出てくる他ドラマとの比較で評価する声。さらに、「すごいなーいい脚本だー。軽いラブコメかと思ってたのに全然ちがった」「どのキャラクターも魅力的で、まことが選び直す人生も納得感があって。本当に幸せになってほしいと思えるヒロインだった」「ただのラブストーリーではなく、記憶を辿るミステリー要素もあって、全く飽きなかった」など、感情移入もでき、深みもあるという称賛も、ネット上では目立っていた。
「視聴率としてはいまひとつ伸び悩みました。ですが、視聴者の満足度は高かった。話が進む中で、視聴者の関心は“誰が緒方を階段から落としたのか?”ということでした。けれども、結果的には緒方の落としたハンカチを返そうと後を追いかけていた朝日に驚き、階段から落ちてしまった、でした。それを思い出した緒方は、朝日を責めることなく、これからも友達だと告げたところで、緒方の株は爆上がりになりました。最終的に、誰も悪人ではなかったことも、視聴後感が爽やかだったのも評価されました」(テレビ誌ライター)
清々しい大団円に、視聴者は大満足だったようだ。