かねてから芸人仲間の間では有名だった、ウエストランド・河本太の激ヤバな本性。4月末に泥酔状態でタクシー運転手とトラブルを起こし、活動自粛となったことは記憶に新しい。断酒を誓い、すでにテレビ復帰を果たしているが、コンビで運営するYouTubeチャンネル「ウエストランドのぶちラジ」では、相方の井口浩之がゲストとトークしている最中に、あくびをする大失態。所属するタイタンの太田光代社長や先輩芸人の爆笑問題を呆れ返らせた。
河本は相方の井口と幼なじみで、08年にコンビを結成。井口のぼやきとひがみのマシンガントークと、言葉数が極端に少ない河本の漫才で「M-1グランプリ2020」の決勝戦に初進出。これを機に井口はピンの仕事を増やしていったが、無口な河本のスケジュールは白紙のまま。それでもギャラは折半だったため、アルバイトもせずに結婚。1児のパパになった。
「不安定な芸人稼業、少ない収入を飲酒に費やす河本に奥さんは愛想を尽かして、子供が2歳のときに実家に帰ってしまいました。それで生活が荒れて、毎日潰れるまで泥酔。彼女を作り、遅刻の常習犯に…。2年の別居生活の末、知人のリフォーム会社で正社員として働きながら芸人を続けることで奥さんに許してもらい、いまでは家族3人の生活を取り戻しています」(芸能記者)
金欠のときは、妻に内緒で子供の定期預金を勝手に解約した。散財癖が治らず、クレジットカードが限度額に達したことは一再ならず、妻にクレジットカードもキャッシュカードも取り上げられた。
しかし、22年にM-1王者に。自由に使えるお金が増え、ある“事件”を起こしてしまう。「R-1グランプリ」王者のお見送り芸人しんいち、や団・本間キッド、四千頭身・後藤拓実の4人で、東京・中野にある艶系パブに行った夜のことだ。
「キャッチのお兄さんに声をかけられて、1時間だけで帰るはずが、河本はハイテンションで『延長―!』と雄たけび。2時間後にはシャンパンやテキーラを複数本オーダー。結局、退店したのは5時間後の早朝5時。請求額は総額100万円だったといいます」(前出・芸能記者)
勘定は河本が1人で支払った。心配したしんいちが後日、支払額を聞いて仰天。半額の50万円を負担することで、トークのネタにする権利を手に入れたという。
酒癖の悪さと気が大きくなったときの悪態は芸人仲間に浸透しているため、いまや誰も一緒に飲みたがらない。河本の不祥事、“次はない”とは言いきれない。
(北村ともこ)