SMAPの代表曲「世界に一つだけの花」が9日、累積売上枚数300万枚のトリプルミリオンを達成した。
これは、グループ解散を前にSMAPファンが自発的に起こした「花摘み」と呼ばれる購買運動によるもの。さらに8日が稲垣吾郎の誕生日ということもあり、この日一気に枚数を稼いだことが要因となったようだ。
ファンの間では「300万枚達成したからといって、私たちの花摘みは終わったわけではない」として、今もなお「花摘み」運動は続いている。
だが、12月21日に発売されるSMAPデビュー25周年ベストアルバム「SMAP 25 YEARS」発売のために、ファンから約200万票にもおよぶリクエスト投票を募った結果では、「世界に一つだけの花」は12位と意外な結果に。この理由について、ジャニーズに詳しいエンタメ誌ライターはこう話す。
「実はSMAPファンの本当の想いは、1位に選ばれた『STAY』の中にあるんです。『手を離さないで』『続けることが大事』といった内容の歌詞は、いまのSMAPファンにとっては、『世界に~』よりもこの曲のメッセージそのものが率直な気持ち。今回の投票結果も、ところどころにそんな思いが強く反映されているように伺えます」
それでも“花摘み”を続けている理由は、ファンが一丸となって一つの曲を押していくことで、解散したとしてもランキングや歌番組で紹介され、VTRなどで5人の姿を見ることができると信じているから。そして、SMAPのメンバーにファンの底力を見せつけ、ファンの気持ちをわかってほしい、という思いからなのだという。
19日には「SMAP×SMAP」の名物コーナー「ビストロSMAP」が、タモリをゲストに迎えて幕を閉じた。いよいよ解散が目前となってきたSMAP、このファンのメッセージに対するアンサーはあるのだろうか?