「同棲しているカレがいつも服を洗濯籠に入れてくれない……。なんでこんなこともできないの?」と辟易してしまった経験がある人はいませんか? もしそうなら、最低3回は同じことを言ってみましょう。それだけでカレの行動が変わりやすくなりますよ。
■人を変えたいなら3回以上伝えるべき理由とは?
誰かに何かを変えて欲しいと思うことってありますよね。恋人・夫・部下など……。ですが、「人に何かを言っても変えられるわけがない」と思って諦めている人もいるでしょう。もしそうなら、まずは人がどのくらい変わらない生き物なのかを知っておくべきかもしれません。
実は、相手にある情報を伝えるためには「3回以上同じことを言わなければならない」ことがある実験から分かっています。そのため、1回や2回で分かってもらえないときには、3回以上同じことを言う必要があるのです。
■そもそも人を変えることってできるの?
では、そもそも人を変えることって本当にできるのでしょうか? 答えは限りなく「No」に近いです。なぜなら、人は自分を変えたくないという防衛本能が働き、変わることを恐れるからです。
ですから、相手に変わってと言って変わってもらうのは難しく、相手が自分から変わろうと思うように誘導することが大切です。
■何度も同じことを言うのに飽きたら?
相手に変わって欲しくて何度も同じことを言っているのに、いっこうに変わる気配がないことってありますよね。その場合は、変えることを諦めて、自分が変わる方がいいこともしばしばです。
最初に出した例でいえば、「カレに洗濯物を洗濯籠に入れてもらう」のではなく、「カレの洗濯物は自分が洗濯籠に入れる」と決めてしまうのです。ちょっと理不尽に感じるかもしれませんが、実際はこの方がストレスを感じなかったりします。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。