岡田将生が主演を務め、ベテラン俳優・中井貴一とのコンビが好評のドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系)の第4話が11月7日に放送され、世帯平均視聴率は11.0%を記録した。
今回フォーカスされたのは「モンスターペイシェント」通称モンペ。いわゆるクレーマーの患者・四谷純子(西尾まり)が入院してくる。その標的になったのは、新米看護師の中村柚子(森田望智)。採血が下手だとか、出血が止まらなくなっただのと大声で文句を放ち、他の患者から疎まれていた。
そんな彼女を諫めた、那須田歩(岡田)。その直後から、那須田に関する悪評がネットに書き込まれたり、看護ミスが起こる。ついには、食事アレルギーのある患者・斉藤四織(仙道敦子)と四谷への配膳ミスが起こり、那須田は看護から外され、資材管理の担当に回されてしまう。
しかし、それは那須田のミスではなく、ネットの書き込みも配膳ミスも、斉藤によって仕組まれたことだった。理由は、那須田がシカゴ時代に担当し、後に亡くなった患者が斉藤の娘で、その逆恨みからだった。
はじめは積極的治療を拒んでいた斉藤は、那須田に憎しみと復讐を遂げるために、嫌がっていた手術も承諾し、無事退院となった。
「那須田は怒りを自分に向けることによって、斉藤が治療に前向きになればそれでいいと、めでたし、めでたしで終わりました。ですが、ネット上に那須田の悪評は残ります。ドラマだからハッピーエンドですが、実社会なら、大問題。このあたりのフォローがなく、視聴者からも『斉藤さん、歩ちゃんに謝らずに退院したんかい?』『ええ話におさめていいものか?あんなに人前で騒いでおいてさ。風評被害大きいよ』など疑問を呈していましたね」(テレビ誌ライター)
ドラマとはいえ、ネットへの投稿は“デジタルタトゥー”化することも忘れてはならない。