木村拓哉にとってSMAP解散後の初主演作となるドラマ「A LIFE ~愛しき人~」(TBS系)が1月15日にスタートし、視聴率14.2%をマーク。現時点では今期のドラマで最高の数字となり、面目を保つ形となった。
だが実際には当初の期待を下回っているはずだと、テレビ誌のライターが指摘する。
「この日曜劇場で木村は過去5作品にて主役を務めており、初回視聴率では歴代ワーストとなりました。ドラマ全体の視聴率が落ちている状況なので2000年の『ビューティフルライフ』(31.8%)などに負けるのはしょうがないとしても、2013年の『安堂ロイド』でも19.2%だったのと比べると、15%割れは寂しい数字と言わざるを得ません」
いわば過去の自分に負けた形の木村。しかも今回は、ジャニーズの後輩にすら後塵を拝する結果になってしまったという。テレビ誌のライターが続ける。
「昨年4月期に同枠で放送された嵐・松本潤主演の『99.9 -刑事専門弁護士-』は初回15.5%でしたから、数字の上ではSMAPから嵐への世代交代を果たしてしまったわけです。しかも『99.9』は平均でも17.2%のヒット作となったので、木村の『A LIFE』にとっては高い壁となっていることでしょうね」
そんな木村にとってせめてもの救いは、同じ日曜劇場で昨年1月期に放送の香取慎吾主演ドラマ『家族ノカタチ』(初回9.3%)には勝ったことだろうか。せめてSMAP内での確執に関してのみでも、数字で乗り越えていきたいところかもしれない。
(白根麻子)