11月19日、NHKは今年の「紅白歌合戦」の出場者を発表。その顔ぶれに関心が寄せられている。
テレビ関係者が語る。
「最大の注目点は『旧ジャニーズ』であるSTARTO ENTERTAINMENT所属アーティストが一組も選出されなかったこと。NHKは否定していますが、10月に放送された『NHKスペシャル』でジャニー喜多川氏の性加害問題を深堀りしたこととの関連を見る向きは少なくありません」
今回は「まさかの選外」が相次いだ。
「これまで16年連続で出演していたPerfumeが選ばれなかったのは驚きました。さらに、ゆず、鈴木雅之、YOASOBI、新しい学校のリーダーズといった盛り上がりが期待できるアーティストも選外となった。歴代最低視聴率だった昨年から、大幅にメンバーを入れ替えてきたという印象です」(前出・テレビ関係者)
そんな今年の紅白では「選考について」として選考基準を公式サイトで公表している。
選考の基準となるのは、コンテンツの売上やコンサート実績などの「今年の活躍」と、NHKの独自アンケートによる「世論の支持」、さらに紅白内での「番組の企画・演出」としている。
もっとも前出のテレビ関係者は「全然当てはまっていない」と手厳しい。
「『世論の支持』についてはアンケート結果が公表されていないので、何とも言えませんが、『今年の活躍』で考えるなら、ミリオンを達成しているSnow ManやINI、TikTokで再生回数9億回超えのFRUITS ZIPPERが入っていないのは明らかに不自然。一方で、今年新曲を出したなどの話題が特にはない印象のイルカや南こうせつが選出されている。『番組の企画・演出』という理屈なのかもしれませんが、それなら、結局何でもありで、そもそも選考基準を公開する必要があったのか疑問です」(前出・テレビ関係者)
大幅テコ入れの成果は出るか。
(塚原真弓)