読売新聞の医療・健康・介護サイト「yomiDr,」に掲載されている、近年は「ソロキャンパー」として活動している芸人のヒロシのインタビュー記事に注目が集まっているようだ。
もともとヒロシがネガティブ思考であることは周知の事実だったが、この記事でヒロシは「目的を見失って、何のためにこれをやっているんだろうと思う時がある」「芸能人御用達みたいなお店に行ったらモテると思ったけど、そこでもモテない」「僕はお付き合いが何なのかがわからない。結局は浮気されて終わるし、しかも浮気されたほうなのに、毎回、相手にいろいろと言われて結局は、僕が相手に謝って別れる羽目になる」など、かなりのネガティブ発言をしているのだ。
これにはネット上で「好きなこと=キャンプを仕事にしたことで生じたジレンマではないか」と指摘する声が少なくない。好きだからやっていたことが、好きだけれどやらなければいけないことになってしまうと、それまでよりも身体疲労が深くなる。さらにそのうち好きだったことが嫌いになってしまうと、今度は気持ちのダメージがとても深くなるから、ヒロシを心配する声がネット上にあがっているのだ。
ヒロシは現在、間違いなくキャンプを楽しめなくなっている。どうやら家族として受け入れた2匹の保護猫「あつし」と「さくら」がヒロシの心のよりどころになっているようだから、2匹の体調管理はしっかりしないといけないだろう。
個人的には、ヒロシには茶飲み友だちが必要だと思う。まずは「X」のアカウントから「酒が飲めない猫好きな人、一緒にバンドを組んでみませんか?」と呼びかけてみてはどうだろうか。52歳になった現在、バンドで売れたい、日本武道館のような大きな会場で人前に立ってみたいという願望も、この呼びかけから始められるのではないだろうか。
バンド活動を開始すれば、バンドメンバーが茶飲み友だちにもなってくれるだろう。「酒が飲めない」「猫が好き」「バンドやろうゼ」という3つのふるいにかけられ残った人なら、私もぜひとも茶飲み友だちになりたい。
(森山いま)