芸能活動を長期休止しているダウンタウン・松本人志が、今春に独自のプラットフォーム「ダウンタウンチャンネル(仮)」で復活することを公表。水面下で準備が進められているというチャンネルの概要は、
「松本が関わる多くの番組を担当してきた、放送作家の高須光聖氏が企画。吉本からも多くの人員が割かれ、急ピッチで立ち上げが進められているようです。2月頃には撮影が始まるという話で、往年の『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)を彷彿させるコントも制作されるとか。また、ダウンタウンとして漫才も新規で収録するとされ、かなり豊富なコンテンツが用意されるようです」(民放関係者)
もっとも、サービスが成功すれば、松本はテレビに戻ってこないだろうという噂も出始めている。
「チャンネルは、1000円ほどの月会費を設定して10万人のユーザー獲得を目指すようで、そうなれば、月に1億円の売上。すると、定期的な撮影も可能となり、様々な企画も立ち上げられるようになります。最終的には100万人の有料会員を目指しているらしく、テレビでは不可能な企画を多数公開すれば、ますます松本はテレビには出なくなるんじゃないですか」(前出・民放関係者)
そんな中でテレビ界での次のお笑いスター候補として吉本興業がテレビ局とともに、一層の売り出しを図ると言われているコンビは2組。一組は千鳥で、さらにここに来て「かまいたち」がプッシュされる予定だとか。
「『千鳥』と『かまいたち』の2枚看板というわけですが、千鳥に関してはすでに『酒のツマミになる話』(フジ系)などはまさに松本の抜けた穴を2人で埋めている形で、今後、かまいたちの全国放送レギュラーが増えていくだろうという話です。TBSはかまいたちにレギュラー番組の用意があるようで、早ければ春から新番組がスタートするとされています」(前出・民放関係者)
すでに現在、関西ローカルの番組も含めると10を超えるレギュラー番組を持っているかまいたち。ただ、昨年には、メインで出演していた「ジョンソン」(TBS系)が1年で終わってしまい視聴率が取れないコンビとも評されたが、
「かまいたちの大きな強みは、これまで2人ともスキャンダルがないこと。『ジョンソン』は大失敗しましたが、制作したTBSサイドが、中途半端に複数の人気コンビを使って『リンカーン』の後継番組にしようとした企画自体に無理があったとテレビ業界では言われており、かまいたちの評価は落ちていません。今年は、元日放送の『新春!爆笑ヒットパレード』(フジ系)での総合司会ぶりで評価が上がりました」(前出・民放関係者)
コンビとしての「ダウンタウン」がテレビで見られなくなることで、さらにブレイクしそうなかまいたち。世代交代の波は止まらないようだ。
(渡邊伸明)