清原果耶 主演ドラマ「初恋DOGs」が“高視聴率枠”なのに低迷!原因に「ベタな韓ドラ感」脚本説も清原に求められる“冒険”とは
清原果耶が主演を務めるドラマ「初恋DOGs」(TBS系)が、パッとしない視聴率のまま最終回を迎えそうだ。同作はTBSが、世界的大ヒットドラマ「愛の不時着」などを手掛けた韓国の制作会社「STUDIO DRAGON」とタッグを組み、人気韓国人俳優のナ・イヌも出演する、犬と人間たちを描くラブストーリーだ。清原が演じる主人公・花村愛子は、離婚訴訟を専門に手掛ける敏腕弁護士に扮し、さらに、獣医師役に成田凌を配し“こじらせ大人”の人が国を越えたラブストーリーを展開するドラマだ。
「初恋DOGs」が放送されているTBSの火曜ドラマ枠は、今年に入って、芳根京子主演の「まどか26歳、研修医やってます!」、多部未華子主演「対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜」と立て続けにヒット。「初恋DOGs」も期待された。が、このところ視聴率4%台が続いているのだ(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。9月2日放送の最終回を控え、「TVer」お気に入り登録数は約60万人と火曜ドラマにしてはやはり少ない印象。低調の理由について民放関係者がこう指摘する。
「ナ・イヌ演じる大企業の御曹司、財閥三世という設定など、いかにも韓流ドラマといった設定が視聴者に受けなかった。韓流ドラマ好きはそもそも本国作品を見るし、日本版にした時のターゲットが定まっていなかったのでは。それにラブストーリーなのに中盤まで恋愛要素がほぼなく、視聴者が飽きたのもあるでしょう。清原演じる主人公も、クールビューティーなイメージかと思いますがおとなしすぎる。もう少し視聴者が感情移入できるキャラなら結果も違っていたかも…」
こうなると、2021年放送のNHK朝ドラ「おかえりモネ」で主演を務めるも数字は微妙だった清原は、その後の主演ドラマ「霊媒探偵・城塚翡翠 / invert 城塚翡翠倒叙集」(22年、日本テレビ系)、「マイダイアリー」(24年、テレビ朝日系)も視聴率が振るわなかっただけに、このままでは「低視聴率女王」のレッテルを張られかねない。
「清原の同世代には、見上愛、永野芽郁、浜辺美波と人気女優が多い。永野は田中圭との不倫疑惑で失速しましたが、入れ替わるように今度は、やはり清原と同世代の森七菜が大ヒット映画『国宝』で、体を張ったラブシーンを演じ、評価が急上昇しています。そんな具合に、ライバルがひしめき合っていて、清原は、このままだと埋もれる可能性すらありますよ。これまではクールで落ち着いた役が多い印象ですから、カラを破るためにも、大人のラブストーリーに挑戦するのがいいと思います。いきなりベッドシーンとは言いませんが、イメージを壊すような役を演じないとライバルとの差は開く一方でしょう」(前出・民放関係者)
演技力には定評がある清原だけに、今後は多少の“冒険”をして視聴者を驚かせてほしいものだ。
(渡邊伸明)
