「ダウンタウンプラス」新企画を続々発表も「わざわざ課金する人がいるのか疑問」…漂う“ガッカリ感の正体”とは
昨年1月から芸能活動を休止している松本人志の復帰の場として注目を集めている「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」が11月1日からスタートする。運営元の吉本興業は10月2日に公式サイトを更新し、同サービスを「ダウンタウン」「松本人志」「浜田雅功」の3カテゴリーで展開すると発表。まずは松本がプロデュースする新コンテンツに加え、過去のテレビ番組や映画などのアーカイブ作品を配信するという。
サービス開始まで半月を切り、公式Xでは配信する企画を連日発表している。最初に明かされた企画が、松本が仕掛ける新感覚トーク番組「7:3トーク」。ゲストと“とある作業”をしながらトークを交わすことで「テレビでは聞けない小っ恥ずかしい本音」など等身大の言葉がこぼれるコンテンツだという。
さらに「全く面白くない会話をし続けた者が優勝となる」というオリジナル番組「実のない話トーナメント」のほか、「ユーモアと癒しが融合した新感覚の睡眠導入コンテンツ」と銘打った「ダウプラボイス」の配信を発表した。
次々と配信内容が明かされる「ダウンタウンプラス」だが、テレビ関係者は「月額1100円の有料サービスであることを考えると、この方向性は厳しいのではないか」とシビアな見方を示す。
「いずれも松本らしい企画ではあるものの、これでは既存のテレビ番組と差別化ができておらず、わざわざ課金してまで見る人を集められるかは疑問です。独自のプラットフォームを構築した上で、満を持して展開するサービスだけに拍子抜けしてしまいました」(前出・テレビ関係者)
新企画の発表を受け、ネットでも辛辣な意見が散見される「ダウンタウンプラス」。同関係者は“ガッカリ感の正体”をこう指摘する。
「ファンの多くがダウンタウンに期待しているのは、『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)のようなコントや、かつての『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)で披露していた即興トークといった“本気の笑い”。松本だけでも『一人ごっつ』(フジ系)のようなストロングスタイルのお笑いは提供できる。ユルい企画だけではファンは満足しないでしょう」
追加企画に期待したい。
(塚原真弓)
