【良いこと悪いこと】「キング」「どの子」に「ココを描いてないのが残念」指摘!最終回後も話題が続くワケ
12月20日に最終回を迎えた、間宮祥太朗と新木優子がW主演を務めたドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)。22年前に卒業した生徒たちのタイムカプセルから発見された卒業アルバムをきっかけに、次々と起こる不審死の謎に巻き込まれていくノンストップ考察ミステリー。ドラマ放送中から、この謎を解くため視聴者の考察は日に日にヒートアップしていった。
ところが、放送終了後もドラマの内容に関して、様々な意見がネット上で交わされている。一連の事件は、刑事の宇都見啓(木村昂)によって実行されたものだった。宇都見は、最後の被害者となったターボーこと小山隆弘(森本慎太郎)を殺害した後、「キング」こと高木将(間宮)の家に向かう。だが、殺害はせずに自身の犯行動機を伝えただけで、その場を去った。
最終回では、なぜ、高木が宇都見に殺されなかったのかが明らかになる。宇都見と一緒に事件を進行させていた今國一成(戸塚純貴)は、高木に自分を殺害させることによって高木の犯行の原因が、瀬戸紫苑(大後寿々花)をイジメによって自殺させたことを世に知らしめるためだったのだ。
この時に今國の発した「なんでいじめた?殺したかったからだろ?死んでほしいからいじめるんだろ!」「いじめは人殺しと同じなんだよ!」との言葉が視聴者に深く刺さったようだ。
ネット上には「いじめを無くしたいという難しい問題を解決するには、1人ひとりが本気で考えるきっかけになったドラマではなかったかと思う」「イジメは心の殺人。 1人1人は正義を持っているのに、集団になると残酷な悪魔に変貌する」「やった方は軽いノリのゲーム感覚なのだろうけどやられた方は一生忘れられないトラウマになる。考えさせられるドラマだった」など、イジメ加害者、被害経験者双方にとって意味深いドラマだったようだ。
「小学校のイジメが原因で、22年後の殺人事件にまで発展したという内容の今作。高木は自分たちの行為を“悪いことだとわかっていた”と、懺悔しましたが、わかっていてなぜやったのか?については描かれていないのが残念でした。また、いじめに遭っていた『どの子』こと猿橋園子(新木)が大人になって人気記者になった。彼女についいて単に“強く生きられる子”ではなく、どう強く生きてきたのか?を描いてほしかったですね」(テレビ誌ライター)
同ドラマのHuluオリジナルストーリーは配信スタートから1位をキープ。「良いこと悪いこと」の話題はしばらく続きそうだ。
