TBSの4月期番組改編説明会が3月1日に行われた。その中で、昨年10月から放送され最終回の平均視聴率が20.8%の高記録をマークした「逃げるは恥だが役に立つ」が話題になった。
記者から、スピンオフや続編の可能性について聞かれた石丸彰彦編成部企画統括は「スピンオフはない」と断言。しかし、続編については「パート2に関していえば、そうなったら私は嬉しいです」と含みを持たせた。
だが、「逃げ恥~」の続編については、かねてから「原作でもドラマでも完結した作品。続編はいらない」「オリジナルで続編やられても微妙」など“不要論”が圧倒的だった。
けれども石丸氏が「ない」と回答したスピンオフについては「ゆりちゃんと風見さんのスピンオフが見たい!」「ゆりちゃんがその後どうなったのか気になる」「ゆりちゃん主人公で見たい」など、最終回でようやく恋人になった石田ゆり子が演じた土屋百合と、大谷亮平が演じた風見涼太に、視聴者は興味津々のようだ。
芸能記者は「スピンオフはあっても、続編はありえない」と話す。
「あの最終回で視聴者の関心は、みくりと平匡の夫婦関係よりも、百合と涼太のその後に移行しています。また、仮に続編を制作して駄作に終わっては、原作ファンからも批判が殺到するでしょう。石丸氏の発言が、スピンオフと続編の言い間違いだと願いたい。もしそうでなければ、視聴者の意見を全く聞いていないか、あるいは相当ズレているとしか思えませんね」
視聴者の望み通り百合と涼太を中心としたスペシャルドラマなら、確かに一見の価値はありそうだが‥‥。