人気マンガの実写映画化として話題となっている「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」の本編映像が3月7日に公開。主演・山崎賢人の扮する主人公・東方仗助の動く姿が明らかになったが、原作ファンからは「これじゃない感がハンパなくてガッカリ」との声が続出しているという。映画ライターが語る。
「東方仗助はリーゼントに学ランが目印ですが、実写になるとヤンチャな学生にしか見えず、『これじゃただのヤンキー映画』と批判されているのです。そもそも塩顔の山崎が日英ハーフの仗助を演じることに無理があったことを早くも証明した形ですね」
原作の「ジョジョの奇妙な冒険」は、著者・荒木飛呂彦の独特な画風もあいまって、舞台が日本に移ってからも外国っぽさを感じさせる絵が特徴だ。そのためか共演にはハーフと間違えられる小松菜奈や山田孝之に加え、真剣佑や伊勢谷友介など濃い顔の役者をそろって起用。そのため塩顔の山崎が浮いてしまう逆効果を生んでいるのである。
「しかも山崎はヤサ男ですからヤンキーすらも似合わず、まるで出来の悪い“ヤンキーコント”を見ているようです。恋愛マンガの実写版に立て続けで出演し、『2.5次元俳優』と揶揄されてきた山崎ですが、今回ばかりは次元を超えた爆死ぶりを発揮しそうですね」(前出・映画ライター)
その一方でファンから批判されていたスペインロケは、原作の雰囲気に合っているのかさほど気にならないようだ。ここはもう、美しい街並みと共演者の立ち回りを楽しむ映画だと割り切ってしまうのが得策かもしれない。
(金田麻有)