2016年はシングル3曲がオリコン1位を獲得。「日経エンターテイメント」が発表したセールス、社会影響度などを基準にした「ヒット番付」でも15位にランクインするなど、大ブレイク中のボイメンことBOYS AND MEN。東海エリアから全国へ──さらなる飛躍が期待される2017年の「野望」に迫る。
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リーダーであり、メンバーの中でもお兄さん的な存在の水野勝と、メンバー一端正な顔立ちで弟的な存在である勇翔。それぞれ「YanKee5」と「誠」に所属するこの2人の絡みは意外に貴重。じっくりご堪能あれ!
水野 リーダーの水野勝です。このコンビはけっこう深いんですよ。なんたって入った時期が一緒だから。当時、僕は大学生で‥‥。
勇翔 僕は高校生でした。
水野 勇翔、今でこそキリッとした顔になってきたけど、あの頃はボケ~っとしてたよね。内心“コイツ、アホやな、きっと”って。どこか抜けてる感じがしたけど、見た目と違って、リアルヤンキーだったという(笑)。
勇翔 ですね‥‥。
水野 しかも出会ってすぐに勇翔のある秘密を知ってしまって‥‥。あっ、ごめんなさい、秘密なのでここでは内容を明かせないから、この話は続かない(笑)。
勇翔 書けない話はしないでください(笑)。勝くんだってあの頃に比べたら、すごく変わったよ。“新しく入るメンバーです”と紹介されて、稽古に現れた時は、すごくチャラくてビックリした。
水野 そお?どっちかというと、今のほうが茶髪だよ?
勇翔 いや、髪の色の問題じゃなくって。かなり全体的にスマートになったよ。あの頃はパーマがかかっていて、革のライダースでバイクで登場。それが舞台に出るようになってから、すごくまじめになった。責任感が出てきたのかな?
水野 まじめに? 自分ではどこがターニングポイントだったのかわからないけど‥‥。でもね、僕らっていつまでたってもベタというか、男っくさいというか。ボイメンのBは“B級”のBだから、そのベタさ加減はいつまでも変わりたくないよね。
勇翔 言えてる。6年前に結成した当時からすると、活動の内容は大きく変わったけど、みんなの中身は一緒。2016年はレコード大賞の新人賞をいただいて、さらにミュージック特番「ベストヒット歌謡祭」(日本テレビ系)にも出られたという、すごく夢のような1年だった。韓国の「アジアアーティストアワード2016年」に日本代表アーティストとしても選ばれたし、ホント、すばらしいステージにいま立ててるけど、ボイメンってやっぱり庶民的というか、地方の“町興しお兄さん”的な存在。すごいなあ‥‥。
水野 ふふふ。他人事みたい。
勇翔 もし、あの頃にタイムスリップしたら、“頑張れば大丈夫!”って言ってあげるのに。
水野 そうだね、当時は苦しんでいたからね。とはいえ、まだまだこれからが勝負なので、もっと多くの人に“ボイメン”を見てほしいし、応援してほしいな。年明けは、「武道館」ライブも控えているし、そこから全国ツアーも展開する予定です。