ドラマ「東京タラレバ娘」(日本テレビ系)の第9話が3月15日に放送され、視聴率が初の2ケタ割れとなる8.5%に沈んだ。裏番組の野球・WBC中継が影響しているとの見方もあるが、テレビ誌のライターは主要キャストのニュースが最大の要因と分析する。
「この日の早朝に榮倉奈々の妊娠が報道され、それが一部の女性視聴者を遠ざけたのかもしれません。結婚を渇望するアラサー女性がテーマの本作では、リアル世界で新婚さんの榮倉にはミスキャストとの声もあったほど。そこにきてのおめでた報道ですから、『そんな幸せな人に未婚アラサー女子を演じられても‥‥』と白ける人がいても不思議はありません」
しかも前週の放送には、とんだ伏線があったというのである。テレビ誌のライターが続ける。
「3月8日の第8話は榮倉の演じる香に妊娠の可能性が浮かび上がるものの、すでに別れてしまった元カレが相手のため、妊娠を確認するのにためらうというストーリーでした。ところがその榮倉が本当に妊娠していたのですから、視聴者は二重に肩透かしを食らった形だったのでしょう」
もとより榮倉本人も妊娠を望んでいたと報じられており、彼女のおめでたにケチをつける人はいないはず。ただ、榮倉の出演ドラマにわざわざチャンネルを合わせる気になれないのは、致し方なかったのかもしれない。
(白根麻子)