SMAP解散ですっかりダーティなイメージが付いた木村拓哉が威信をかけて臨んだのが、1月から放送されたドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)だった。
松山ケンイチや浅野忠信、竹内結子をはじめとする豪華なキャスト陣で脇を固めるなどTBSも万全の体制を敷いていたが、3月19日に放送された最終回の視聴率は16.0%と高視聴率を記録、みごと有終の美を飾った。
「平均視聴率も14.5%と今クールのドラマでは、最高視聴率を記録。昨年のヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の平均視聴率の14.6%には及びませんでしたが、元SMAPの草なぎ剛主演の『嘘の戦争』にも勝ち、まずはほっと胸をなで下ろしていることでしょう」(テレビ誌記者)
逆風の中で結果を出したキムタクだが、そんな彼を支えていたのが父親役を演じた田中泯だという。
「昨年1月に映画『無限の住人』で初共演。メンバーとの軋轢から孤独に苛まれていた木村に対して、『孤独こそ大事。周囲に人がいない孤独な時こそ、カッコよく生きろ』とアドバイスしていたようです。3月10日の田中の72歳の誕生日では、ていねいに頭をさげていました。木村にとって大きな助けになっていたのではないでしょうか」(番組関係者)
秋には、フジテレビの月9の撮影も控えているキムタク。年に2回のドラマ出演は異例とも言われている。
「独立を止め、他のメンバーから裏切り者扱いされていますが、忠義を貫いた木村に対する事務所の信頼は絶大。『木村推し』の雰囲気が漂っていますよ」(前出・テレビ誌記者)
「A LIFE」は高視聴率とはいえ、これまでのキムタクの実績からするとも物足りない数字でもある。次回ドラマでは20%超えを記録できるか?